今回はGW特別企画・無料公開その2です。今年の最注目馬といえばブラックオリンピアなんでしょうが、この馬もPOG検討には避けて通れない、ということで無料公開にしてみました。ぜひ参考にしてみてください。
グランマエストロ

ノーザンFが用意できる最高水準を詰め込んだプロフィールだが、条件が揃いすぎて逆に敬遠したくなるのが「POGあるある」。特大地雷の踏みすぎで、感覚がマヒしてるかもしれない。
血統分析
エピファネイア×ディープインパクト×Tapitの配合。母母はBCジュベナイルF勝ち、母は2歳6月デビューからのG1勝ちと、かなり早熟な牝系。Mr. Prospector4×5×5、Nijinsky4×4、Secretariat5×5といった米血スピード・スタミナを持ち、これにディープインパクトを配合したことで、日本向きかつ高水準の米血を持つ。なおディープの持つ欧州スタミナは活かしておらず、距離は持たないしスタミナ比べに強くないのも特徴。また多重クロスの影響で、母の遺伝力がかなり強いタイプでもある。
当馬の父はエピファネイア。母の米血とサンデーサイレンス4×3で、スピード豊富なのは間違いない。ただし父の強みである欧州スタミナは全く活かされておらず、配合のポテンシャルはさほど高くない。また米欧混血のズブさもあり、母ほどのキレは使えず、マイル前後を一本調子なスピードで押し切る競馬が基本となる。適正距離は1200m-1800m、東京、新潟、中山マイルなど、一本調子で流れる軽い馬場が合う。逆に2000m以上やタフな馬場は向かない。重馬場はこなす。ダートは得意。
個体分析
4月時点で未入厩、8月新潟目標。初仔で活力十分、馬体重491kgと馬格も問題ない。1月生まれで早熟な牝系、速攻系としてバリバリやれる点は間違いなくプラス。スピード能力の高さに加えて、NF天栄の鉄板仕上げ+木村厩舎の天才的な餌やり+鞍上ルメール付き+過剰なまでの接待競馬と、出たとこ勝負は間違いないし、実際に1つは確実に勝てるだろう。
ただし、距離が持たない点は課題になる。募集価格2億円の馬ならクラシックを狙わざるを得ないし、実際にデビュー戦は新潟芝1800mを画策中。しかし血統的には1800mがギリギリ、2000mや2400mが持つとは到底思えず、適性外のレースを使えばロスが大きくなる。もう一つ、ポテンシャルが高くないことも課題。母譲りのスピードは認めるとしても、一瞬のキレは母に劣るし、スピードだけでは牡馬トップクラスには届かない。偉大なる母を超える可能性は感じず、冷静に見れば「健康で脚の速い速攻系」という評価になる。これを何位で行くかは、皆さんのドラフト戦略にお任せする。
総合評価
血統評価:C
個体評価:A
総合評価:B
初仔で活力十分、1月生まれ、早熟な牝系と、速攻系としてバリバリやれる点は間違いなくプラスで、1つは確実に勝てる。ただ距離が持たず、配合のポテンシャルも高くないので「健康で脚の速い速攻系」という評価になる。適正距離は1200m-1800m、東京、新潟、中山マイルなど、一本調子で流れる軽い馬場が合う。逆に2000m以上やタフな馬場は向かない。重馬場はこなす。ダートは得意。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
コメント