POG的レース通信です。今週はついに今年の注目度ナンバーワン、グランマエストロのデビュー戦。新潟芝1400mという、およそ未来のG1馬が使うとは思えない条件だが、果たしてレース前の預言やいかに。
【POG的レース通信の基本ルール】
☆対象は「2025POG的預言」で取り上げた全67頭
☆毎週土曜9:00に出走予想を掲載
☆毎週月曜正午に、同記事内で出走結果を更新
25年8月30日(土) 新潟5R 新馬芝1400m
グランマエストロ(母グランアレグリア)/ルメール
【POG的預言】
初仔で1月生まれ、早熟な牝系と、速攻系としてはプラス材料が多い。ただ距離が持たずポテンシャルも高くないので「健康で脚の速い速攻系」という評価。適正距離は1200m-1800m、東京、新潟、中山マイルなど、一本調子で流れる軽い馬場が合う。逆に2000m以上やタフな馬場は向かない。重馬場はこなす。ダートは得意。
<出走前の預言>
D評価。預言では「適正距離は1200m-1800m、一本調子で流れる軽い馬場が合う」とある。距離はちょうどよいのだが、新潟はカーブがキツく、一本調子なスピードとは相性が良くない。最終週の馬場も不安材料。大コケすると新潟競馬場全体が地獄のような雰囲気になるので、何とかスタート決めて格好つけてほしいが、評価は高くしづらい。

新潟競馬場のミニ新幹線が、しこたまヤラれた保護者たちに埋め尽くされないことを祈る🙏
<結果>
8着。勝ち時計【1.23.1】、ラップ【35.2-59.3-35.7】は平凡。外枠先行馬が上位独占したレース。中枠から出遅れて包まれてしまい、スピードに乗り切れなかった。今回は新潟内回りがまったく合っていなかった印象、広い馬場ならまだ見限れない。追走自体は問題なかったので、距離は1400m-1600mくらいが合うだろう。
なお新潟競馬場のミニ新幹線では、うなだれた保護者達が「さよなら夏の日」を歌いながら周回していたようです。「踏んでしまった」とブルーになっているみなさんも、ぜひ一緒にご拝聴ください。
25年8月30日(土) 中京1R 未勝利芝2000m
チェルヴァーラ(母チェッキーノ)/北村友一
【POG的預言】
母チェッキーノの強みを十分に活かせる配合で、血統だけなら極上。欧州血統でここまで順調なのはかなりプラス。適正距離は2000m-2600m、東京、中京がベスト、洋芝の札幌や冬競馬も合う。重馬場はこなせるがダートは不得手。
<出走前の預言>
S評価。預言には「適正距離は2000m-2600m、中京ベスト」とある。前走も条件は合っていたが、今回こそベスト条件。また、前走のレース通信に「外から蓋されてブレーキ踏んだのが致命傷」とあるように、新馬戦は大きな不利があっての3着。今回は取りこぼせない、気合のS評価。これで負けたらS評価は封印だな…
<結果>
3着。勝ち時計【2.00.5】、ラップ【36.8-62.4-33.6】。中京芝2000mならではの超スローで出遅れ、この時点で勝負あった。今回はマイナス8kgで馬体も絞れていたし、1頭だけ後方から追い込んでおり「負けて強し」の内容だが、レース上がり33.1ではさすがに無理。2戦続けてゲートが悪かったので、まずはゲート難を克服する必要がある。
とりあえず、S評価を使うのはもうやめよう…
おまけのひとこと
25年8月31日(日) 中京5R 新馬芝2000mはなかなか面白そうなメンバー。特に注目はレッドラージャ。コントレイル産駒でガチガチ米血、本来2000mは長そうだが、超スローになる中京2000mなら先行力が活きそう。友道厩舎の初陣だけに、どんな競馬になるか要注目。
(9/1追記)
注目のレッドラージャは5着。ラップ【39.4-66.2-34.3】の超スローで5番手から進めたが、ガチガチ米血は溜めても伸びないので、展開が向かなかった。岩田望はせっかく1人気に乗せてもらってるのに、中京2000mであの位置取り、さすがにどうなんだろう。
あと、25年8月31日(日) 中京6R 新馬芝1600mのカヴァレリッツォは強かった。勝ち時計【1.34.2】、ラップ【35.8-59.6-34.6】は中京新馬戦で過去最速、これは高評価できる。サートゥルナーリア産駒だけに、高速馬場のマイルはベスト条件だったが、それにしても鮮やかな勝ち方。今後注目しよう。
(評価基準)
S評価:1着予想
A評価:1-2着予想
B評価:1-3着予想
C評価:2-4着予想
D評価:3-6着予想
Z評価:Z予想
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