【無料公開】2025POG的レース通信(6月21日-22日)

2025レース通信

POG的レース通信です。開幕週・2週目は大物がしっかり勝ち上がりましたが、開幕3週目ともなると序列が少し下がるせいか「火薬臭漂う馬」も多くなってきます。当然、D評価やZ評価も増えますが、怪しいものは怪しいと言い切って、バッサリ斬るのが当ブログ最大の特徴。自分のPO馬が低評価でもあまり気にせず、エンタメと割り切って気楽にご覧ください。

【POG的レース通信の基本ルール】
☆対象は「2025POG的預言」で取り上げた全67頭
☆毎週土曜9:00に出走予想を掲載
☆毎週月曜正午に、同記事内で出走結果を更新

25年6月21日(土) 東京新馬 芝1800m

ダノンオブアイデア(母コンペティションオブアイデアズ)/レーン

【POG的預言】
父も母も米欧混血のためズブズブの配合になっており、早熟なだけでポテンシャルの高くない馬になりそうだ。適正距離は1400m-1800m、中山1600mや京都1400mなど、一本調子な競馬が合う。重は合わない、ダートはこなせる。

<出走前の預言>

Z評価。預言には「米欧混血でズブズブの配合」とあり、中距離向きのキレを要求される東京コースが合わない。乗り込み量も追い切り内容も物足りず、ここは叩き台とみた。開幕週のダノンヒストリーですっかり味を占めたオーナーが「もう1回レーン様に乗ってもらえ!」と強権発動したようにも映るが、以前にも似たような事件(※)があったことはすでに覚えてないらしい。

(※)去る21年6月、後のG1馬・ダノンスコーピオンが鞍上・川田でデビュー勝ち。これに味を占めたのか、調教で全く動けていなかったダノンフォーナインも鞍上・川田で翌週デビューさせた。しかし結果は大差をつけられた8着、地雷愛好家の記憶に残る大惨敗を喫している。

<結果>

7着。1.2秒差負けの完敗。かなり太いし、レーンが位置を取りに行っても追いつけないし、直線では真っすぐ走れてない。全然仕上がってなかったし、これは時間かかりそう。

チャリングクロス(母ライジングクロス)/川田将雅

【POG的預言】
欧州スピード・スタミナの両方が引き出された素晴らしい配合。遅生まれで母はBBAと個体リスクはあるが、ポテンシャルを信じて指名する価値はある。適正距離は1800m-3000m、東京や京都などの広いコースで、道中で息が入る流れに強い。タフな馬場に強く、重馬場は鬼。ダートは不得手。

<出走前の預言>

B評価。預言からは「東京1800mベスト」。溜めてキレる脚を使えるタイプだし、今回は積極的に乗るレーンがいるので、ペースが上がるのも合う。調教は平凡に映るが、全兄もデビュー前は微妙な動きだったし、欧州血統は実戦で変わってくる馬も多いので、人気よりも走ってくると見る。

<結果>

9着。大出遅れ+道中追い通しで勝負にならず。4月生まれの馬が2歳6月デビュー、これは相当デキがいいのでは?と読んだが、単にデビューが早すぎた印象。ただ直線の走りは悪くないし、出遅れを差し引けばそこまで負けてない。伸びしろはあるはず、秋にもう一度見てみたい。

モノポリオ(母ミスエーニョ)/ルメール

【POG的預言】
2歳戦前半から全開バリバリでブッこめるが、本質はダート馬で距離はあまり持たない。適正距離は1200m-1600mの少頭数ベター、芝なら東京、新潟、秋の中山などの高速馬場が合う。逆にタフな馬場や多頭数重賞は合わないし、重馬場も苦手。ダートなら東京、京都ベター。

<出走前の預言>

C評価。預言には「適正距離は1200m-1600m」とあり、単純に距離が長い。またダート色の強い血統でキレがないので、1800mだと最後に差されやすい。一言で言って、レース適性が高くない。調教の動きは良さそうだし、POG人気しているが、単勝馬券はかなり買いづらいタイプ。

<結果>

1着。勝ち時計【1.47.8】、ラップ【36.3-60.9-34.7】。仕上がり万全で、1頭だけ完成度が違った。新馬戦にしてはペースが速く、米血スタミナ向きの持続力勝負も向いた。ルメールの騎乗も完璧で、これ以上ない勝ち方。ただ仕上がりが違いすぎたし、クラシックまでに大きな上積みがあるのかは微妙。この状態でどこまで稼げるか。2歳秋までが勝負とみた。

25年6月21日(土) 東京新馬 ダ1400m

アルカディアカフェ(母Mary’s Follies)/レーン

【POG的預言】
配合のポテンシャルは兄に劣る。速攻が期待できるし、堀厩舎も合うが、一方で活力は減退しているし、地方交流戦が合わないのでPOG的には物足りない結果に終わるはず。適正距離は1200m-1600m、持続力を維持しやすい東京ダートがベスト。軽い馬場、弱い相手に強いが、混戦や中距離は苦手。重馬場は得意。芝は超短距離ベター。

<出走前の預言>

A評価。東京ダート1400mはベスト条件。さらに乗り込み豊富で、東京コースの堀厩舎×レーン。展開のあやさえなければ出たとこ勝ちだろう。除外されてたらどうするつもりだったのやら。

<結果>

2着。勝ち時計【1.25.1】、ラップ【36.4-61.3-36.3】は過去10年で最速。特にラスト36.3が非常に速く、単純にレースレベルが高い。当馬の内容も悪くないが、現状のベスト条件で取りこぼしたのが痛すぎる。また馬体が小柄でスピードタイプ、「預言」にもあったように地方交流戦タイプではなさそう。馬は良くてもどうやって稼ぐのか、まだイメージがつかない。

25年6月21日(土) 阪神新馬 芝1400m

ジェイストリーク(母ジェイウォーク)/坂井瑠星

【POG的預言】
ズブズブの米欧混血タイプで、芝中距離ではキレ不足、すぐに頭打ちになるだろう。適正距離は1800-2500m、京都内回りやローカルが合う。ダートは京都や東京が合う。重馬場はこなす程度。

<出走前の預言>

Z評価。預言には「適正距離は1800-2500m」とある。エピファネイア産駒なのに距離が短すぎだし、調教もかなり軽く、ここは叩き台だろう。武幸厩舎は過去にも「新馬戦で短距離を使って惨敗」というパターンで何度もやらかしている(エゾダイモン、ヤングソルジャーなど)。最初から適距離を使わず、短距離を使って慣らしていく厩舎スタイルなのかも。このパターン、馬にとっては優しいのだが、馬券野郎の財布には優しくないので、十分に気を付けた方がよい。

<結果>

2着。勝ち時計【1.22.6】、ラップ【34.9-58.2-36.1】は平凡で、レースレベルが高くない。開幕週の芝1400m(勝ち馬・ファムマルキーズ)よりも1.5枚くらい落ちる。緩いペースで単騎先頭という、絶好の展開で取りこぼしたのは痛い。また今後はこのペースで先行するのは難しく、もう少し距離があった方がよさそう。

25年6月22日(日) 東京新馬 芝1600m

ダーリングハースト(母フォエヴァーダーリング)/レーン

【POG的預言】
米国スタミナ型で、中長距離で持続的な脚を使うタイプ。活力・馬格にリスクあり、国枝厩舎が積極的に使うことで、早期に出涸らしになりそうだ。また牝馬の中長距離戦が少ないのもリスク要因。適正距離は1800m-2600m、東京、京都、新潟が合う。先行できる高速馬場向きで、短距離やハイペースは向かない。重馬場は鬼。ダートは不得手。

<出走前の預言>

D評価。預言には「適正距離は1800m-2600m、東京が合う、先行できる高速馬場向き」とある。先行意識の高いレーンは合うが、テンの遅い調教ばかりで位置を取れるかが怪しい。調教時計自体も平凡だし、何とか東京開催に間に合わせた印象が強い。あまり強気になれる要素がない。

<結果>

3着。勝ち時計【1.34.6】、ラップ【35.6-59.5-35.1】。6月の新馬戦では過去一番のハイペース。預言にも「ハイペースは向かない」とあり、展開が向いてない。もう少し距離があって、ゆっくり追走した方がよい。また預言には「高速馬場適性が高い反面、疲労も蓄積しやすい可能性が高い」とある。激走の反動が出なければよいが。

25年6月22日(日) 東京新馬 芝1400m

エコールナヴァール(母ジューヌエコール)/戸崎圭太

【POG的預言】
スプリンターの母よりも距離が持つ、米血スピードに溢れる非常に良い配合。6月東京目標の速攻系として期待値は高い。適正距離は1200m-1600m、東京・中山など一気に走り切る軽いマイルが合う。逆にスローペースやタフすぎる馬場は合わない。重馬場はこなせる、ダートも得意。

<出走前の預言>

B評価。預言では「適正距離は1200m-1600m、東京が合う」とあり、条件はベスト。さらにノーザンFが1頭だけという接待競馬でもある。調教では動けなかったが、預言にも「タフすぎる馬場は合わない」とある通り、美浦が重馬場だったのが影響した可能性が高い。16頭の多頭数で紛れやすいが、普通に走れば馬券圏内には来れる。

<結果>

2着。勝ち時計【1.23.1】、ラップ【35.4-59.5-35.7】は平凡で、特に上がり35.4が遅すぎ。弱い相手に取りこぼした印象で、ちょっと期待はずれ。血統的には軽いスピードを持つはずだが、能力をうまく引き出せていない。2着は及第点に見えるが、内容はイマイチ。

おまけのひとこと

25年6月22日(日) 阪神新馬芝1600mも注目の一戦。人気になりそうなアルバンヌ・フェスティバルヒルとも、高速馬場の阪神マイルはかなり合うし好勝負になりそう。誌上POG用にはこの2頭も検討してみたいところ。

(結果)
フェスティバルヒル1着、アルバンヌ2着。勝ち時計【1.37.2】、ラップ【36.3-62.4-34.8】は平凡で、上がりがかかっている。両馬とも、もう一段階の成長が欲しいかな。なお私はかなり迷って、フェスティバルヒルの方を誌上POGで指名しました。とりあえず勝ってよかった…

(評価基準)
S評価:1着予想 
A評価:1-2着予想
B評価:1-3着予想
C評価:2-4着予想
D評価:3-6着予想
Z評価:Z予想

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