POG的レース通信です。今週は3日間開催で4頭出走。ジャスティン-杉山晴厩舎の期待馬もデビューしますが、評価やいかに。
【POG的レース通信の基本ルール】
☆対象は「2025POG的預言」で取り上げた全67頭
☆毎週土曜9:00に出走予想を掲載
☆毎週月曜正午に、同記事内で出走結果を更新
25年9月13日(土) 阪神3R 未勝利芝1800m
ブラックコーラル(母アドマイヤマリン)/モレイラ
【POG的預言】
米欧混血でかなりズブく、中距離を一本調子に押し切る競馬が合う。速攻系としてある程度の計算は立つが、ポテンシャルは高くない。適正距離は1800m-2400m、芝なら平坦ローカル、小倉・福島ベター。中央はキレ不足で苦労しそう。重馬場は苦手。ダートは得意。
<出走前の預言>
D評価。預言には「適正距離は1800m-2400m、平坦ローカルが合う」とある。今回、5頭立ての少頭数だが、マイナス要素が多い。まず坂コースは合わないし、キレ不足から少頭数も合わない。また水曜日の最終追い切りが【栗坂4F65.3】と、予定通りの調整とは言えないレベル。さらに相手も強敵が揃っており、ここはさすがに分が悪いか。
<結果>
3着。勝ち時計【1.51.1】、ラップ【38.9-65.2-33.1】。上位2頭に上がりで0.7秒劣る完敗。ただ条件は全く合ってなかったし、休み明けで+18kgとまだ絞れる状況。負け方としては想定内、叩いてどこまで良くなるか。
25年9月14日(日) 阪神5R 新馬芝2000m
ジャスティンルマン(母イルーシヴハピネス)/ルメール
【POG的預言】
父と母のタイプが異なるため、ポテンシャルはあまり高くないが、個体には問題なさそうだし杉山晴紀厩舎も合う。適正距離は1600m-2200m、先行して惰性で流れこめる、京都外回り、中京が合う。上がりの脚に限界があるので、高速馬場は向かない。重馬場・ダートはこなす程度。
<出走前の預言>
B評価。預言には「適正距離は1600m-2200m、先行して惰性で流れ込める展開が合う」とある。芝2000mはピッタリだし、新馬戦の少頭数で先行しやすい展開も合う。また位置取りの鬼・ルメールを確保したのも大きい。大雨にならなければ普通に好勝負。
<結果>
2着。勝ち時計【2.04.5】、ラップ【39.2-65.4-34.2】。やや出負け気味だったが、ルメールがうまく外に出して追走。ただ自分でペースを作れず、超スローに落とされて、クビの上げ下げでわずかに届かず。土下座の仕方をオーナーに教えてもらうべきだった。

なおPOG的預言にも「上がりの脚に限界がある」とある通り、スローペースのキレ勝負は合わない。もっとタフな馬場、上がりのかかる競馬が合うだろう。
25年9月15日(月) 中山2R 未勝利芝1800m
ダーリングハースト(母フォエヴァーダーリング)/モレイラ
【POG的預言】
米国スタミナ型で、中長距離で持続的な脚を使うタイプ。活力・馬格にリスクあり、国枝厩舎が積極的に使うことで、早期に出涸らしになりそうだ。また牝馬の中長距離戦が少ないのもリスク要因。適正距離は1800m-2600m、東京、京都、新潟が合う。先行できる高速馬場向きで、短距離やハイペースは向かない。重馬場は鬼。ダートは不得手。
<出走前の預言>
B評価。預言には「適正距離は1800m-2600m、先行できる高速馬場向き」とあり、距離延長も高速馬場も合う。ただし「馬体重が増えている」と言ってるのに調教が軽い。国枝厩舎の伝統芸「休養明け+20kg」が炸裂する可能性があり、馬体重は注視したい。
<結果>
出走取消。診断の結果は「軽度の腱鞘炎」とのこと。重症ではなさそうで一安心だが、実は今回の追い切りもかなり軽かったし、やはり脚元には不安が残る。本調子で走れるようになるまでには時間がかかるかも。
25年9月15日(月) 阪神2R 未勝利・牝芝1600m
フォルナックス(母フォースタークルック)/西村淳也
【POG的預言】
母の遺伝力が強い早熟タイプ。ポテンシャルが高くなく、かなり早い段階で頭打ちになりそう。適正距離は1200m-1600m、一気に走り切る京都内回り、中山、ローカルが合う。キレ不足なのでミドル~ハイペースベター。重馬場は苦手、ダートはこなす。
<出走前の預言>
D評価。預言には「適正距離は1200m-1600m、ミドル~ハイペースベター」とあり、距離短縮は合う。ただ少頭数8頭立てはペースが上がりにくく、キレ勝負になると苦しい。また新潟外回りでバッタリ止まったように、直線の長いコースは適性が高くない。調教内容は良化しているが、「ここじゃない」感が強い。少しでもペースが上がってほしい。
<結果>
3着。勝ち時計【1.35.4】、ラップ【36.9-62.0-33.4】、マイルとは思えない超スローで、逃げ馬にかなり展開が向いたレース。当馬は1番枠からやや出遅れたが、ここからずっと2番にブロックされてスムーズに走れず(マンマークされていた?)。やや不完全燃焼のレース。
なお今回改めて思ったが、ピッチ走法でギアが上がるのが速いので、「預言」にもあるとおり、小回りコースの短距離が合う。次走、京都内回りなら積極的に買ってみたい。
おまけのひとこと
今週は2歳OP戦はなく、注目新馬もなし。ただ、9月に入ってブラックオリンピア、エムズビギンを筆頭として、超良血馬が一気に入厩。来月の10月5日、毎日王冠と京都大賞典デーの新馬戦に使ってくる馬に注目です😊
(9/16追記)
エムズビギンは10月26日(日)の菊花賞デー、京都芝1800mに内定。ブラックオリンピアはまだ未定。これは期待値の違いというよりも、おそらくオーナーの絡みで、エムズの方を早めに日程決めただけだと推測。そうなると、ブラックの方は秋華賞デーの芝2000mか?
(評価基準)
S評価:1着予想
A評価:1-2着予想
B評価:1-3着予想
C評価:2-4着予想
D評価:3-6着予想
Z評価:Z予想
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