POG的レース通信です。今週から秋の中山・阪神開催で、秋デビュー馬も続々入厩。今週は夏競馬のラスト・札幌2歳Sに出走する2頭について深堀りします😊
【POG的レース通信の基本ルール】
☆対象は「2025POG的預言」で取り上げた全67頭
☆毎週土曜9:00に出走予想を掲載
☆毎週月曜正午に、同記事内で出走結果を更新
25年9月6日(土) 札幌11R 札幌２歳G3芝1800m
ショウナンガルフ（母ミカリーニョ）／池添謙一
【POG的預言】
重厚な欧州スタミナをベースにした、早熟でバランスがよい配合。速攻系として確実性が高くドラフト上位で狙うべき1頭。適正距離は1800m-2600m、タフな札幌・函館の洋芝がベスト。冬の京都・阪神・中山なども合う。重馬場は鬼、ダートはこなす。
＜出走前の預言＞
B評価。預言には「適正距離は1800m-2600m、タフな札幌の洋芝がベスト」とあり、条件はピッタリ。池添騎手が乗って感触を確かめている点も良い。「併せ馬で先着がない」とは言われているが、札幌芝の最終追い切りで5F62.7を出して悪いはずがない。
また須貝厩舎という点も強い。過去このレースを4勝しているが、ほとんどの馬が馬体重+2kg～-4kgと変動なく、このレースを目標にしっかり調整していることが窺える。毎年巨大化している調教師自身とは大違いである。
今年5月の須貝師。札幌2歳S勝ったら、北海道の肉と魚で、さらに巨大化がはかどりそう。
＜結果＞
1着。勝ち時計【1.50.6】、ラップ【38.2-62.6-36.1】。テン5Fは過去10年で最も遅く、上がり5F60.1は過去10年で最も速い。差し追い込みは長い脚を要求される展開。
この馬は道中9番手から大外ぶん回しで上がり最速。コースロスのなかった逃げ馬に対し、50mは余計に走っての差し切り勝ち。ここでは地力が違った印象。距離は伸びても大丈夫、ホープフルSがピッタリ合う。
なお須貝師からは「過去の勝ち馬より少し上の力を秘めている」との発言あり。POG指名者はこれだけでご飯3杯いけそうだが、体重管理にはご用心。
ロスパレドネス（母アロマティコ）／ルメール
【POG的預言】
米血スピード豊富で、2歳戦序盤に強いが、徐々にパフォーマンスが落ちるタイプ。8連産の8番仔で活力がかなり心配。ポテンシャルも高くなく、想像以上に早く頭打ちになるリスクが高い。適正距離は1600m-2000m、北海道や冬の中山などが合う。重馬場はこなせる、ダートは得意。
＜出走前の預言＞
C評価。預言には「適正距離は1600m-2000m、北海道が合う、2歳戦序盤に強い」とあり、条件は合う。初戦でズブさも見せていたので、上がりがかかるタフな馬場も合う。ただ1点気になるのは、兄と違ってルメールが追い切りに乗っていないこと。陣営が気性面や走法に注文つけていることも合わせると、兄ほど期待値が高いようには見えないし、ペースが緩むとズブさが致命傷になる。ある程度ペースが流れてほしい。
＜結果＞
5着。ラップ等は割愛。
この馬は道中ずっと追いっぱなしだったが、最後までしぶとく伸びてはいた。「出走前の預言」にも書いた通り、ズブさがあってスローは合わない、現状はハイペースで流れるマイルが良さそう。頭打ちになる前に2勝目がほしいが、次走も1800mあたり使いそうだな…
おまけのひとこと
今週は中山・阪神開幕週なので、注目の新馬にも少しだけ触れておきます。
25年9月7日(日) 阪神5R 新馬芝1800mのキッコベッロ。父Study of Manは欧州のディープインパクト産駒だが、血統の中身はガチガチの米血。溜めて伸びるタイプとは異なるため、6頭立て少頭数はやや不安。それでもこのメンバーなら格好はつけてほしいが。
25年9月7日(日) 中山5R 新馬芝1800mのソラネルマン。フィエールマン×キンカメの欧州スタミナタイプで中長距離向き。ただ秋開催の野芝は合わないので、本領発揮は冬開催以降かと。秋にデビューできることは良いのだが。
（9/8追記）
キッコベッロは1着。勝ち時計【1.47.5】、ラップ【36.2-61.2-33.9】は水準以上。いかにもディープインパクト×Storm Catといった走り。高速馬場の中距離が合いそうで、秋開催なら連勝が狙えそう。
ソラネルマンは2着。勝ち時計【1.48.9】、ラップ【37.1-61.8-34.5】。秋の中山開催では勝ち時計、テンの5Fともに過去最速。超高速馬場ではあるが、内容は水準以上といえそう。この馬は外々を回してわずかに届かず、内容は良かった。次走も勝ち負け。
（評価基準）
S評価：1着予想
A評価：1-2着予想
B評価：1-3着予想
C評価：2-4着予想
D評価：3-6着予想
Z評価：Z予想
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