今回はダノックスの今季最高額馬で一本。これまでダノックスが牝馬にブッ込む印象がなかったが、今回はセレクトセールで4億4,000万円の大奮発。よっぽど惚れこんだんだろうが、すぐ飽きて「チェンジ」しそうな気配もなくはない。
ダノンアスコルティ

夜の世界において、嬢に4億4,000万円も突っ込めば誰でもNo.1になれる。しかし競馬の世界ではNo.1どころか特大地雷扱いされかねない。競馬界とは魔窟である。
血統分析
キタサンブラック×Danehill Dancer×Sadler’s Wellsの配合。母アスコルティは小柄な短距離馬だったが、母父・Danehill DancerとNative Dancerの多重クロスの影響がかなり強く出ており「テンがそれほど速くない欧州のスプリンター」という特長を持っていた。兄姉も少なからずこの特長は受け継いでおり、キタサンブラックで中距離馬に仕上げたのがアスコルティアーモ、ダイワメジャーを付けて早熟マイラーに仕上げたのがアスコリピチェーノだった。
当馬の父はキタサンブラック。OP馬・アスコルティアーモの全妹だが、配合は「そこそこ」のレベルにある。父母シュガーハート≒母母リッスンが相似配合になっており、良質な欧州スタミナがあるのはプラス材料。ただ母の影響力の源泉となっているDanehill Dancerと相性の良い血を父が持っておらず、また父方のLyphardが活かされていない点がややマイナス。スピードがやや不足しており、ダラダラとした脚を使う、溜めてもあまりキレない中距離馬に出るだろう。適正距離は1600m-2000m、コースはあまり問わないが、テンが遅い流れを先行する競馬が合う。重馬場は得意、ダートはこなす程度。
個体分析
4月時点で未入厩。6番仔の4連産目と活力が下り坂なのもあるが、晩成に出そうな点は大きくマイナス。1歳6月のセリ時点で428kgと、母の影響からか小柄に出ているし、キタサンブラック産駒だけに馬体の完成は遅くなりがち。馬体を膨らませながらの育成では早期の活躍は期待できない。
預託厩舎も微妙。ダノックスの現在のメインステーブルは安田翔厩舎・中内田厩舎であり、萩原厩舎は強いラインではない(7年前のダノンキングリーの一発のみ)。またこの厩舎は間隔を開けてじっくり使う方針のため、POGでは稼ぎきれないことがほとんど。全姉・アスコルティアーモもデビュー時430kg、かつ3か月に1回程度しか使えなかったように、当馬も出走回数はかなり制限されてくるはず。期間内に3-4回程度しか出走しないようでは、POGの戦力として機能はしないだろう。
総合評価
血統評価:C
個体評価:Z
総合評価:D
良質な欧州スタミナはあるが、スピードがやや不足した「そこそこ」の配合。晩成に出そうな点が大きくマイナスで、小柄に出たキタサンブラック産駒、かつ萩原厩舎ではPOGでは稼ぎきれない。適正距離は1600m-2000m、コースはあまり問わないが、テンが遅い流れを先行する競馬が合う。重馬場は得意、ダートはこなす程度。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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