2025POG的預言・アルミレーナの23(ゾロアストロ)

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今回は6月7日(土)の東京開幕週デビュー馬で一本。ナイトマジック牝系の速攻系といえば昨年のウィンターベルが思い出されますが、2年連続新馬勝ちはできるのか。さっそく分析してみよう。

ゾロアストロ

「ナイトマジック」という文字を見て、フォイヤーヴェルク大先生がフラッシュバックする地雷収集家のみなさま、お元気でしょうか。私は今日も元気に踏んづけております。

血統分析

モーリス×ディープインパクト×Sholokhovの配合。母はAlzao × SholokhovとBlandford直系を2本持っており、コテコテの欧州スタミナを持つ。ただ欧州スピードも豊富であり、母はサンデー×Lyphardの特徴を出したマイラーとして活躍した。ちなみに母の全姉・ノチェブランカは欧州スタミナの方が発現して長距離砲となっている。この辺は個体差と考えてよいだろう。

本馬の父はモーリス。サンデーサイレンス4×3、Lyphard5×5、Sadler’s Wells4×4の多重クロスで、母の特徴を直接刺激している。また父母メジロフランシスがBlandfordを複数本持っているため、父母はかなりの相似配合となり、相性は抜群だろう。ただし米欧混血のズブさがあり、テンが速い血統も少ないため、ゆっくり追走して徐々にスピードを上げる差し・追い込みタイプ。適正距離は1400m-2000m、広い東京が合うが、コースはあまり問わない。キレ負けしやすく、差せるミドル~ハイペースベター。タフな多頭数混戦向き、重馬場は鬼、ダートは不得手。

個体分析

4月時点でゲート合格済、6月東京開幕週目標。健康面で多重クロスの影響が少なそうなのは非常にプラス。2番仔で活力十分、馬格も470kg前後と十分。欧州スタミナのタフさから、使い減りしなそうな点も良い。大レースの混戦にも強いので、速攻系としての確実性はかなり高い。キレ負けしやすく取りこぼしもあるが、その分はタフさでカバーできるはず。

宮田厩舎もマッチする。サンデーレーシングからはインダストリア、ブレイディヴェーグと2頭の重賞馬を預託されており、ラインとしてかなり強め。また調教スタイルも「溜めて伸びる」欧州スタミナの中距離タイプと相性が良い。NF天栄とも近く、ルメールセットがついてくるのも魅力。

総合評価

血統評価:A
個体評価:A
総合評価:A

米欧混血のズブさはあるが、良質な欧州スピード・スタミナを持ち、父母の相性は抜群。東京開幕週目標で、活力・馬格も全く問題なく、宮田厩舎もマッチする。使い減りもしないので、速攻系として確実性が高い。適正距離は1400m-2000m、広い東京が合うが、コースはあまり問わない。キレ負けしやすく、差せるペースが合う。タフな多頭数混戦向き、重馬場は鬼、ダートは不得手。

(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補

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