今回はセレクトセール3億4,100万円、TNレーシングが競り落としたこの馬で一本。代表者の本業はバックオフィス支援で絶好調、このままいけば第2のダノックスになる?
ハムタン

代表者は株式会社ラクスの中村崇則氏。この会社が会計ソフト作ったら、ダノックス(OBIC7と勘定奉行)の後釜になれると思う。というか早く作ってほしい(個人的願望)
血統分析
エピファネイア×ディープインパクト×Scat Daddyの配合。母カレンブーケドールはG1常連だったが、JC2着、秋華賞2着と勝ち味に遅かった。血統はStorm Cat、Bold Ruler、Mr. Prospectorといった豊富な米血スピードと、Nijinskyを中心とした米血スタミナを併せ持つ、ゴリゴリの米血である。ここに欧州型・ディープインパクトを配合、芝中距離適性を上げた配合だった。
本馬の父はエピファネイア。サンデーサイレンス4×3を持ち、父母ともにBold Rulerの影響が強いため、米血スピードが豊富なタイプ。また父が持つシンボリクリスエス・マルゼンスキーの米血スタミナに反応する血をソラリアが持っており、ここも相性がよい。エピファネイア産駒というよりは、スピード能力の高いシンボリクリスエス産駒に近く、ポテンシャルは非常に高そうだ。適正距離は1800m-3200m、長い脚を使える東京・京都がベストだが、先行できればコースはあまり問わない。重馬場もこなせる、ダートは得意。
個体分析
5月時点でゲート合格済。3月生まれながらここまで順調、米血が豊富で筋肉量も多いため、6月デビューも見えている。初仔でもあり活力十分、馬格も462kgと十分で、馬個体としてはプラス材料が多い。武幸厩舎への預託も実績があり問題ない。非常にPOG向きであるといえそうだ。
唯一の懸念点は「武幸厩舎が牡馬を育てられるか」である。この厩舎はこれまで牝馬・ダート馬の活躍馬が多く、牡馬の活躍馬は非常に少ない(ドーブネくらい)。2歳の間は坂路調教やウッド4F追いが多いためか、牡馬クラシック向きのスタミナ馬がこれまで出てきていないのだ。ただ、まだまだ若い厩舎だし、調教を改良する余地はある。厩舎で人気を落とすようなら、ドラフト上~中位で積極的に指名したい。
総合評価
血統評価:S
個体評価:B
総合評価:A
米血スピード・スタミナが豊富で、スピード能力の高いシンボリクリスエス産駒に近く、ポテンシャルは非常に高そう。唯一の懸念点は「武幸厩舎が牡馬を育てられるか」だが、この未知数さを理解しつつ、ドラフト上~中位で積極的に指名したい。適正距離は1800m-3200m、長い脚を使える東京・京都がベストだが、先行できればコースはあまり問わない。重馬場もこなせる、ダートは得意。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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