今回はセレクトセール4億1,800万円、杉野公彦&エムズレーシングが誇る「キタサンブラック三本の矢」をレビュー(他2頭はキラーグレイシスの23・デルフィニア2の23)。3頭中2頭を友道厩舎に預託し、天井まで行っても大当たりを引くんだ!という馬主の執念を感じる。天井バケ単が怖い。
バックドラフト

今年も友道厩舎は超高額馬の預託が多い。プレッシャーがありそうなもんだが、そこはアドマイヤ軍団で耐性がついているのだろう。幾度となく特大地雷を踏んできた男は強い。
血統分析
キタサンブラック×Monsun×Sasuelaの配合。母はイギリス・ドイツのスタミナ血統を結集させた配合で、かなりの欧州スタミナがある反面、スピード血統はかなり少ない。当馬の兄姉は3頭いるが、半兄・シャイフ(父ミッキーアイル)のように、サンデーサイレンスやDanehillといった、母と相性のよいスピード血統を父から供給したい。またMonsunが基本的に晩成血統のため、米血を入れるなどして早熟に仕上げていく必要がある。
当馬の父はキタサンブラック。父の持つスピード血統・Lyphardは母母のDashing Blade × Old Vicが反応するし、サクラバクシンオーも母Dashing Bladeが反応し受け止められる。つまり父母の相性は悪くなく、最低限のスピード血統の供給は成されている。ただしもう一つの課題・早熟にはできておらず、本格化はかなり遅くなるだろう。適正距離は1800m-2600m、コースは問わないが、タフな馬場や長い脚を使う展開が合う。逆に高速馬場や瞬発力勝負は合わない。重馬場は得意、ダートは不得手。
個体分析
4月時点で未入厩。母が10歳時の4番仔で、まだまだ活力はある。ただ2月10日生まれで、3月末時点でも「育成やりながら変化している」(※ヤマタケさんの馬トクちゃんねるより)との取材コメントが出てくるあたり、仕上がるにはまだまだ時間がかかるだろう。
また友道厩舎もあまり合っていない。この厩舎は基本的にウッド調教メインなのだが、筋力不足の欧州スタミナ血統を仕上げきれないという特徴がある。現3歳でスベったインザスカイ(父キタサンブラック)、1勝止まりのパーティハーン(父Wootton Bassett)など、伸び悩むのはだいたい欧州スタミナ血統。この傾向から考えても、POG期間内に仕上げられる気がしない。3歳夏の北海道シリーズまでは不安的な競馬が続くはずだ。
総合評価
血統評価:C
個体評価:D
総合評価:D
父母の相性は悪くなく、最低限のスピード血統の供給は成されているが、本格化がかなり遅くなりそう。取材コメントからも、仕上がるには時間がかかりそう。友道厩舎も合っておらず、POG期間内に仕上げられる気がしない。適正距離は1800m-2600m、コースは問わないが、タフな馬場や長い脚を使う展開が合う。逆に高速馬場や瞬発力勝負は合わない。重馬場は得意、ダートは不得手。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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