2025POG的預言・ブチコの23(マルガ)

★公開済

今回はソダシ・ママコチャの半妹である白毛馬で一本。実は母ブチコには「3きょうだいG1制覇」がかかっている。他に3きょうだいG1制覇したのは、ダンシングキイ、ハルーワスウィート、シーザリオの3頭のみ。金子さん、この記録も狙っちゃう?

マルガ

祖母・シラユキヒメは1996年産だから、この牝系は30年かけて、金子真人HD一代で作ってることになる。まさにリアル・ダビスタ、凄すぎるわ。

血統分析

モーリス×キングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合。母ブチコはダート4勝馬だが、これは母母母ウェイブウインドが持つ米血スピードの影響が強い(Topsider × Star de Naskra)。SS・キンカメを付けて、徐々に日本向きの馬場適性を加えてきているが、根本にあるのはダート短距離に強い一本調子な米血スピードである。クロフネ産駒のソダシ・ママコチャは母の米血スピードをうまく引き出しながら、日本の馬場適性も増幅させ、高速馬場で一気に駆け抜ける競馬に強かった。

当馬の父はモーリス。豊富な欧州スタミナが強みの種牡馬だが、母の強みである米血スピードを活かせる血を持っていないので、ソダシ・ママコチャ姉妹とは全くタイプが違う。スピード能力は姉より劣り、より中距離にシフトしつつ、キレのない一本調子なタイプに出そうだ。適正距離は1600m-2000m、先行して粘り込めるコース、中京・阪神外回りなどが合う。タフな馬場でのミドルペースが得意で、逆にキレ勝負は向かない。重馬場は得意、ダートはこなす程度。

個体分析

5月時点で入厩済、函館デビュー目標。2月生まれの早熟血統で、早期デビューが見込めるのはプラスで、5番仔の3連産と活力はまだあるし、馬体重457kgと標準的なのも良い。兄姉3頭を預託した須貝厩舎もプラスで、速攻系にも強い。早期デビューなら大スベリはなさそうだ。

ここまではよいのだが、問題は牝馬であること。キレのない牝馬は勝ち味に遅く、また姉のような突出したスピードもないとなると、なかなか稼ぎどころがない。また牡馬である全兄のカルパ・エスタアが連続してスベっており、この2頭よりもさらに稼ぎにくいとなると、3きょうだいG1制覇どころか、3きょうだい連続地雷の方が可能性は高そうだ。

総合評価

血統評価:D
個体評価:C
総合評価:D

母の米血スピードを活かせておらず、ソダシ・ママコチャ姉妹とは全くタイプが違う。速攻系の須貝厩舎はプラスなのだが、スピード不足でキレのない牝馬は稼ぎどころがなさそう。適正距離は1600m-2000m、先行して粘り込めるコース、中京・阪神外回りなどが合う。タフな馬場でミドルペースが得意だが、キレ勝負は向かない。重馬場は得意、ダートはこなす程度。

(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補

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