日曜は古馬重賞2鞍。阪神大賞典って、ひと昔前は「古馬G1馬の始動戦」って扱いだったのに、いまやマニアックな空き巣重賞扱い。隔世の感があります。
【表現の説明】
人気軸:ローリスク・ローリターンの軸
穴軸 :ハイリスク・ハイリターンの軸
私の「予言」では本命党向け・穴党向けに両方置いときます
阪神11R 阪神大賞典
出馬表

予想のポイント
- 過去5年、良~稍重の平均勝ち時計は【3.05.2】、ラップ【37.9-63.6-35.3】。道中はスローだが、上がり5Fで一気にペースアップする。タフさよりはスピード優先、中距離馬でも走れる。
- 立ち回り重視の先行~差し有利。目標になりやすい逃げや、届きにくい追込といった極端な脚質はマイナス。
- 5Fを持続的なスピードで走れきれる米血スタミナ血統が強い。Roberto系、Nijinsky系が特注。ディープインパクト系、キンカメ系も合う。
当レースの預言
◎ヴェローチェエラ(人気軸)
リアルスティール産駒でディープインパクト系。前走の日経新春杯は外々を回された上、ショウナンラプンタにはマンマークされて先着を許している。今回は内枠を引いたし、インから好位置を取れば、前走以上のパフォーマンスは確実。3000mはやや距離が長いが、現状の阪神大賞典が中距離馬でもこなせると考えれば、能力的にはこの馬が最有力とみる。
○サンライズアース(穴軸)
レイデオロ産駒で、特注血統・Robertoを内包するキンカメ系。長距離戦で強いマンハッタンカフェも持ち、血統的にはかなり合う。かなりタフだった皐月賞・日経新春杯は崩れたが、道中緩んだすみれS・ダービー・早春Sは好走。先行力もあってコース取りもしやすく、狙いは立つ。
▲ショウナンラプンタ
キズナ産駒でNijinsky内包、米血スタミナが強く血統は合う。追込脚質の1人気だが、鞍上・武豊が座して死を待つ乗り方はしないはずで、中団から差してくるとは思う。ただし前走は展開が向いたことと、今回は先行有利と見れば、差して届かずの2-4着とみる。
△ゴールデンスナップ
ゴールドシップ産駒で、特注血統のRoberto・Nijinskyを両方持つ。ここまでの戦績からスピードタイプとは言い難いが、ポテンシャル的にはスピード戦をこなしても不思議はない。
△ワープスピード
ドレフォン産駒で昨年2着馬。米血スタミナが強いタイプでレース質は合う。昨年は鞍上・川田がインから最高に上手く立ち回ったが、今年同じ競馬ができるのかは疑問。また昨年よりも強行ローテなのも気になる。結構な地雷臭がするので、あって3着程度とみる。
中京11R 愛知杯
出馬表

予想のポイント
- 過去、同条件での開催はない。
- 前日のファルコンSを参考にすると、過去5年で良~稍重だった年の平均勝ち時計は【1.20.4】、ラップ【33.5-56.4-35.4】。超ハイペースで、スプリント寄りのレース質となる。
- 1200mからのローテの馬が多いうえ、快速逃げ馬・テイエムスパーダが飛ばす流れで、差し届く流れになりそう。イン差しと、距離短縮馬に向く流れになると想定。
- 持続的なスピードが使える米血スタミナが合う。Roberto系、Nijinsky系が特注。Danehill系、Deputy Minister系、Storm Cat系も合う。
当レースの預言
◎エポックヴィーナス(穴軸)
ヴィクトワールピサ産駒で、特注血統・Robertoを内包。イン差しの距離短縮馬ということもあり、血統・枠順・展開すべてピッタリ。インでじっとして、逃げるテイエムスパーダを交わすだけの簡単なお仕事、出遅れなければ大チャンス。
○クランフォード(人気軸)
ブリックスモルタル産駒で、RobertoとStorm Cat内包。同じ中京1400mでレコード勝ちがあり、この舞台での適性は示している。中京得意の鞍上・西村敦也も強力で、超ハイペースでも先行馬が残るならこの馬が最有力。
▲セントメモリーズ
エピファネイア産駒で、特注血統Roberto・Nijinsky内包。前走はスプリント戦で出遅れて不発も、今回は3連勝した1400mに戻って追走は楽になる。◎と同じくイン差しに構えればチャンスあり。
△ワイドラトゥール
カリフォルニアクローム産駒でDanzig内包。前走スプリント戦で差せずも、今回は1F伸びて前が止まる流れになる。腹をくくって最後方から乗れば、馬券圏内に届く脚はある。
おまけのひとこと
今週になって、POGの記事がかなり増えた気がする。みなさんは写真も調教情報もないのに、どうやって自分なりの「注目馬」を調べてるんだろうか。参考にさせてほしいです。
なお私の場合、「POG的預言」の前半戦は一口クラブ馬がメインになります。個人馬主は生存確認しないと怖くて記事書けないので、どうしてもPOG本待ちになっちゃう。
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