2025POG的預言・ラルケットの23(カルロット)

★公開済

今回はキーファーズの1億5950万円ホースで一本。6月阪神目標の速攻系、かつ安定感抜群の母馬とくれば、上位指名はほぼ確実。母が18歳のBBAという点は気になるが、指名に値するのか、しっかり分析してみよう。

カルロット

キーファーズといえばドウデュースだが、これは庭先取引での購入。セールで購入した馬は26頭いて、最高成績は3勝クラス勝ち。うーんグロい。

血統分析

リオンディーズ×ファルブラヴ×サンデーサイレンスの配合。母はファルブラヴ×日本の在来血統で、米国・欧州・日本の血統を併せ持っているため、種牡馬によって異なるタイプが出るという特徴がある。ステルヴィオのような高速キレキレタイプも出れば、ヒシゲッコウのようなタフな長距離砲も出るのはそのためだ。

当馬の父はリオンディーズ。サンデーサイレンスの4×3、Sadler’s Wells=Fairy King4×3のクロスを持ち、さらにSadler’s Wells≒Nureyevの相似配合も持っている。相性はかなり良く、ポテンシャルはそこそこ高い。なお半兄のステルヴィオ・ウンブライルとは異なり、早熟性やキレる脚は持たず、テンのスピードにも欠けるが、連戦しても消耗しないタフさでは当馬の方が上回る。ヒシゲッコウを中距離向けに仕上げたイメージに近い。適正距離は1800m-2400m、広くて追走に苦労しない札幌・京都がベスト。タフで上がりがかかる馬場に強い。重馬場は得意、ダートは苦手。

個体分析

4月時点で入厩済、6月阪神予定。2月生まれではあるが、早熟血統を持たないのに早期入厩を果たしており、馬のデキはかなり良いと推測できる。馬体重496kgも兄と同程度で問題なし。10番仔の6連産と活力は心配だが、早期デビューなら間隔を空けて使えるのでリスクは小さい。

一方、武幸四郎厩舎への預託はやや心配。この厩舎は馬主からの人気が高く、いつも馬房がパンパンに埋まっているため、優先的にローテを組んでもらえるかは微妙。また厩舎自体が若く、適性を掴むノウハウが足りていないのか、適性外の条件を使うことも多い。当馬はテンが遅いタイプで取りこぼしも発生しそうだし、無駄なレースを使って消耗するリスクは高い。

とはいえ、速攻系でポテンシャルがそこそこ高いのは事実。BBAを避けて指名漏れがあるようなら、ドラフト中位で指名する価値は十分あると判断したい。

総合評価

血統評価:B
個体評価:C
総合評価:C+

父母の相性はかなり良く、ポテンシャルは高い。キレやテンのスピードは兄に劣るが、タフさでは当馬の方が上回る。武幸四郎厩舎への預託は不安要素だが、速攻系でポテンシャルが高いので、ドラフト中位で指名する価値は十分ある。適正距離は1800m-2400m、広くて追走に苦労しない札幌・京都がベスト。タフで上がりがかかる馬場に強い。重馬場は得意、ダートは苦手。

(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補

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