【無料公開】POG的預言・カリーナミアの24(アスクレコードモア)

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今回はコラム【無料公開】POG的預言の「本当の使い方」をご覧いただいた方へのスペシャル記事となります(ご自身で辿り着いた方も、もちろんご覧ください)

当馬は「アスク」の廣崎利洋HDがセレクトセール当歳において3億7000万円(税抜)で落札した1頭。海外繁殖の3番仔で初の牡馬と、活力と期待感は十分。分析結果やいかに。

血統表

廣崎氏はメディアのインタビュー内で「アスク」の後に「モア」がつくと共同馬主であるとコメントしている。今回も社台Fとの半持ち確定、毎度ズブズ…いやなんでもないです😓

血統分析

エピファネイア×Malibu Moon×Southern Haloの配合。母は米ダート1600mのG1・エイコーンSを勝っている。母父Malibu MoonはA.P. Indy×Mr. Prospector×Nijinskyという米国スピード・スタミナの主流血統の集合体で、影響力が非常に強いのも特徴。一方で母母Miss SimpatiaはSouthern HaloのHalo×Bold Rulerを活かしたスピードタイプで、A.P. Indyとは相性が良い。よってこの母はA.P Indyをより早熟に、よりスピードタイプにシフトしたイメージ。2歳戦に強く、スピードの持続力があり、高速馬場に強い、いわゆる「POG向き」の血統。

本馬の父はエピファネイア。母と同様にHalo×Bold Rulerの形を持っているし、Nijinskyクロスも発生しており、米血の配合として一貫性がある。一方で父母シーザリオが持つ欧州スタミナは全く活かしておらず、いわゆるエピファネイア産駒っぽい「溜めて伸びる脚」とは異なる。よって日本のG1を狙えるほどポテンシャルは高くない。完成度の高さを活かした米血スピードタイプで高速馬場向き。賞味期限は短めで、早期デビューからPOG期間内に稼ぎきるタイプ

適正距離は1200-1800m、夏の新潟・小倉など、坂のない平坦ローカルベスト。少頭数の高速馬場に強い反面、タフな馬場や坂コースはあまり合わない。重馬場は苦手、ダートは得意。

個体分析

デビュー未定。6連産の6番仔、活力は落ちてくるころ。3月15日生まれだが、米血が豊富で仕上がりは早いので問題ない。現状消息不明で、馬体重も不明だが、4月20日前後に馬名登録がされており生存は確認済。ドラフトまでにどこまで情報が出てくるか、ここは今後の宿題となる。

矢作厩舎への預託はまずまず。ラインは実績が少なく、大人気厩舎だけに混み合うのも微妙。ただセレクトセールで矢作師がオススメした高額馬だし、積極的に使う可能性は高い。また矢作師は中央・地方問わず、適性を見ながら2歳夏から使うため、2歳重賞や地方重賞を狙えるという利点もある。アメリカンステージの近親でもあり、賞金を積めれば来年のサウジ・ドバイもあり得る

本馬の重要ポイントをもう1点。廣崎利洋HDは、セレクトセールでは社台Fを中心に選馬しており、高額馬は吉田照哉氏と半持ちをしている(末尾に「モア」が付くものが半持ち)。廣崎氏は社台の1番馬を所有でき、社台Fは良血馬の流出を防げるため、廣崎HDと社台FはWin-Winの関係にあることは想像に難くない。その廣崎HD-社台Fの落札価格トップ5は以下の通り。

廣崎利洋HD-社台Fの落札価格トップ5
落札額(税抜) 誕生年 馬名 競争成績
37,000万円 2024年 カリーナミアの2024 (分析対象)
29,000万円 2022年 アスクセクシーモア 9戦3勝 ※現役
21,000万円 2024年 シーウィルレインの2024 新馬
19,000万円 2023年 アスクファイアモア 未出走 ※現役
17,000万円 2019年 アスクビクターモア 菊花賞、弥生賞勝ち

高額馬であるアスクビクターモア、アスクセクシーモアは、廣崎利洋HDの稼ぎ頭ともいえる馬。言い換えれば廣崎利洋HDはセレクトセール高額馬が素直に走っているといえる。当馬もこの法則に従えば、馬のデキに関してはリスクが低めと言えそうだ。

総合評価

血統評価:B
個体評価:B
総合評価:B

米血で一貫性のある配合で、G1を狙えるほどのポテンシャルはないが、完成度が高くPOG向き。矢作厩舎との相性も良く、海外G1を狙う可能性もある。廣崎利洋HDのセール最高額は信頼度が高いのも良い。適正距離は1200-1800m、夏の新潟・小倉など、高速平坦ローカルが合う。少頭数の高速馬場に強く、タフな馬場や坂コースは合わない。重馬場は苦手、ダートはこなす。

(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補

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