POG的預言・モシーンの24(エムズビヨンド)

コラム

今回は2026POG的預言・編集後記をご覧いただいた方へのスペシャル記事となります(ご自身で辿り着いた方も、もちろんご覧ください)

当馬はエムズレーシングがセレクトセール1歳最高額となる4億2000万円(税抜)で落札。母は16歳と高齢に差し掛かっているが、キタサンブラックと堀厩舎なら何とかしてくれるのか?

血統表

堀厩舎×エムズレーシングだけに全然情報がない。こういう馬を「隠し玉」でドラフト上位で一本釣りして、隠したまま1年が過ぎる。これもPOGあるある。

血統分析

キタサンブラック×Fastnet Rock×Stravinskyの配合。母は豪州G1を3勝したあと日本に輸入されており、重賞勝ち馬・プリモシーンダノンエアズロックを輩出している。血統はDanehill、Sir Tristram5×4、Stravinskyといった豪州血統の塊で、高速馬場の短距離戦に強い反面、得意条件からズレると脆いという特徴がある。また産駒は大型馬が多いこと、仕上がりはそこまで早くないこと、ND系多重クロスのため、母の影響力が強く出やすいことも特徴である。

本馬の父はキタサンブラック。母の豪州血統に対し、父はSir Ivorくらいしか反応できていない。また父が豊富に持つ欧州スピード・スタミナも、Nureyev、So Blessedが辛うじて反応するくらいで影響力は弱い。逆に母方のND多重クロスに対しては、父方のノーザンテースト・Lyphardが反応するため、ここは相性がよい。よって母方の影響がかなり強く出る配合といえ、キタサンブラック産駒ではあるがマイル前後が主戦場になりそうだ。また父も晩成のため、仕上がりはかなり遅くなりそうだ

適正距離は1400-2000m、高速馬場で一気に走り切る、東京・新潟などの平坦馬場がベスト。夏~秋の軽い馬場、高速上がり勝負に強く、冬~春のタフな馬場に弱い。重馬場・ダートはこなす程度。

個体分析

デビュー未定。母16歳時の産駒で、4連産の10番仔で活力は落ちている。4月25日と遅生まれだし、仕上がりが早くない牝系、かつ1歳7月時点で468kgと馬体も大きめ、恐らく500kgを超えてくるだろう。性別はさほど問題ではないが、デビューが遅くなりそうな大型馬は単純にマイナス

堀厩舎は一長一短。まず東京に強い厩舎なのは良いし、半兄・ダノンエアズロックでノウハウがあるのも良い。ミーハー路線のエムズレーシングだけに、ブランド力の高い堀厩舎への期待も大きいはず。逆に、この厩舎は体力がない馬はついていけないので、晩成血統の馬は使ってくれないリスクが大きい。また徹底した秘密主義なので、全く情報が出てこないとゲームとして面白くないのも微妙。

この馬にはもう一つ気になるデータがある。POG期間内に、兄姉がレース数を使えていないのだ。

【母モシーンのPOG期間内のレース数】※カッコ内はPOGでの成績
5戦:プリモシーン(重賞勝ち)ダノンエアズロック(OP勝ち)
4戦:リバースレー(0勝)
3戦:キャリコ(0勝)コジオスコ(0勝)モートンアイランド(1勝)
2戦:パロネラ(0勝)モーソンピーク(0勝)
1戦:カーペンタリア(0勝)

兄姉全て出走数が少なく、出世頭のプリモシーン、ダノンエアズロックですら5戦しか使えていない。恐らく、高速馬場に対応できてしまうがために、消耗が激しい一族なのだろう。しかも本馬は晩成傾向のキタサンブラック産駒、完成はかなり先になると考えれば、出走しても1~2戦とみる。しかも情報が漏れてこない特務機関の所属では、POGとしてまったく楽しくなさそうなのでスルー推奨。

まだレースには耐えん

総合評価

血統評価:D
個体評価:Z
総合評価:Z

母方の影響がかなり強く出るマイラー。ただ活力も落ちている上、遅生まれの晩成血統で完成が遅くなりそう。さらに消耗も激しい一族だけに、堀厩舎ではレース数が使えないリスクが高い。適正距離は1400-2000m、高速馬場で一気に走り切る、東京・新潟などの平坦馬場がベスト。夏~秋の軽い馬場、高速上がり勝負に強く、冬~春のタフな馬場に弱い。重馬場・ダートはこなす程度。

(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補

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