当馬はサンデーRにおいて8,000万円で募集された1頭。母は条件馬だったが、エアグルーヴ牝系ということもあって高額馬の仲間入り。キタサンブラック×エアグルーヴ牝系の相性やいかに。
血統表

意外にもキタサンブラック×エアグルーヴ牝系の配合は初。エアグルーヴ牝系ってほぼほぼSSを持っているので、SSが4世代前になって「ようやく配合できた」のが実際のところかと。
血統分析
キタサンブラック×ハービンジャー×クロフネの配合。母は芝2000mで2勝を挙げた条件馬。血統は欧州スタミナ血統が多く配置されており、奥底にはHyperionやRobertoが根を張っている。またSS、Danehill、Lyphard、クロフネといった、日本向きのスピード血統も持っている。ただ中心になる血統がなく、特徴のない配合だったし、だからこそ母自身はあまり活躍できなかった。大物を輩出するには、母が持っている名馬の血統を活かし、他の馬に負けない突出した特徴を作っていく必要がある。
本馬の父はキタサンブラック。欧州スピード・スタミナが強みの種牡馬だが、母の欧州スタミナとは非常に相性が良い。具体的には、父父ブラックタイドが持つLyphard×Sir Ivor×Crepelloの形を母父母Penang Pearlが持っており、中距離で溜めてキレる脚を実現している。また父母父サクラバクシンオーのテスコボーイ×ノーザンテーストの形を、母方の名牝・エアグルーヴが対応できており、SS3×4とクロフネでスピードも強化している。父の特徴をうまく母が受け止められている、非常にポテンシャルの高い配合といえる。
適正距離は1800m-2600m、広い東京・京都外回り・札幌が合うが、脚を溜められる流れならコースは問わない。上がりに限界があり、ミドルペースベター。重馬場は得意、ダートは苦手。
個体分析
4月移動予定。4番仔の4連産で活力はまだ大丈夫。3月7日生まれは標準的だが、移動予定も早く順調なのだろう。中距離で締まった流れで強いので、牡馬に出たのもよい。馬体重も500kg前後あり、馬格も十分。馬個体はプラス材料が多い。
手塚厩舎への預託は合う。中長距離でソールオリエンス、マスカレードボールと欧州スタミナを上手く活かして結果を出しているし、サンデーRからはアウダーシア、シュネルケーニヒと連続して高額馬を預託されており、ラインとしても非常に強い。当然、ルメールセットも無料でついてくるし、NF天栄の中心になりそうな予感がする。
当馬はサンデーRの高額馬ではあるが、母に実績がなく、キタサンブラック×ハービンジャーの配合も過去4頭しかいない(中山牝馬Sを勝ったエセルフリーダはこの配合)。このパターンは昨年のゾロアストロのように「強そうだけどドラ1で行くほどでもない」という扱いになりそうだが、血統・個体ともハイレベルで、早期入厩で計算の立つキタサンブラック産駒。本作を読んでいただいた方は、ぜひドラフト上位での一本釣りを狙っていただきたい。そしてNF天栄・木實谷場長はコラムで取り上げず、そっとしておいていただきたい。バレたら困る1頭。
総合評価
血統評価:S
個体評価:A →D
総合評価:A+ →C
欧州スピード・スタミナが強みで、非常にポテンシャルの高い配合。活力・馬格・厩舎も問題なく、4月移動予定で早期デビューも計算できそう。ドラフト上位での一本釣りを狙いたい1頭。適正距離は1800m-2600m、広い東京・京都外回り・札幌が合うが、脚を溜められる流れならコースは問わない。上がりに限界があり、ミドルペースベター。重馬場は得意、ダートは苦手。
(5/26追記)
馬体重523kgと当初の想定より巨大化。兄姉も巨大化により出世できていない。6月東京デビュー予定も謎の延期、馬体エラーか頓挫の可能性が高い。上位の枠は割けない状況。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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