当馬はサンデーR最高額の1億2,000万円で募集された。半兄・ノッキングポイント、半姉・チェルヴィニア、新種牡馬・エフフォーリアと大注目の1頭、分析結果やいかに。
血統表

母チェッキーノは「射撃の達人」の意味。推しにハグをして運営にこっぴどく叱られたり、「一枚1,000円は安い!」とかいう謎の経済理論が展開される写真撮影会ではない。
血統分析
エフフォーリア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合。母は欧州スタミナ血統のForli6×5を持ち、ここにMr. ProspectorやSSといった各種スピード血統をプラスした配合。中距離でしっかり溜めてキレる脚を使えるのが特徴。この欧州スタミナをしっかり活かしたのがノッキングポイント・チェルヴィニアで、溜めてキレる脚を使って重賞を勝っている。またこの牝系はイギリス系の早熟血統を集めており、早期から完成しやすいのも特徴のひとつ。兄姉は4頭すべて2歳7月までにデビューしており、POG向きの牝系といえる。
本馬の父はエフフォーリア。父はシーザリオを持っているので、母のベースとなるForliに対応できるSadler’s Wellsを内包しているのは非常に良い。さらにトニービン、KrisといったHyperion系種牡馬も相性が良く、さらにSS5×4×3のクロスも出来ている。母の主要血統をほぼ押さえており、血統だけなら重賞馬の兄姉を上回る好配合といえる。弱点があるとすれば、パワーのある血統が少ない点で、坂コースや重馬場はあまり得意ではないだろう。
適正距離は1600m-2400m、東京、京都などの平坦なコースがベスト。溜めて伸びる脚が使え、中距離のミドルペースが合う。パワーがないので重馬場は苦手、ダートもこなす程度。
個体分析
4月入厩済。5連産の5番仔で、活力はまだ問題ない。馬体重は2歳3月時点で456kgとややコンパクト、まだ成長の余地がある。そして、4月11日生まれと兄姉より遅生まれなのに、すでに入厩済なのは非常にプラス。これは相当デキが良い可能性が高い。
鹿戸厩舎への預託は合う。この厩舎はウッド中心に乗っていくため、欧州スタミナ型の育成とは相性が良い。実際に、活躍馬はエピファネイア産駒やキンカメ系が多く、エフフォーリア産駒とも手が合うはず。またサンデーR×鹿戸厩舎のトロヴァトーレが25年に重賞を勝っており、NFの信頼度も上がっているタイミング。ラインとしても悪くない。
当馬のPOG指名にあたり、最重要ポイントは「鹿戸厩舎への預託ってどうなの」という点だろう。母チェッキーノはNFのエース繁殖であり、これまでの産駒は木村→国枝→松下といった各エース厩舎に預託されてきた。今回、クラシックにあまり縁のない関東の中堅厩舎・鹿戸厩舎の預託で問題ないのか、この点をもう少し掘り下げてみよう。
● 父の預託厩舎であり、その弟妹でも結果を出している
● 母母ハッピーパスは藤沢厩舎時代に管理していた
● サンデーR・トロヴァトーレで25年・26年と重賞勝利
● 現状の主戦は三浦・荻野極だが、勝負所ではルメールを起用する
父も牝系も結果を出しているし、サンデーRとの関係性も良好。さらにルメールも起用できる。結論、今回の厩舎替わりに大きな問題はないとみる。むしろNFが絶対に走らせたいエフフォーリアの初年度産駒、それも1億円ホースを縁ある鹿戸厩舎に預託したことで、この馬がエフフォーリア産駒の一番馬である可能性は非常に高い。まだ成長の余地は残すが、POGドラフトでは絶対にマークが必要だし、新種牡馬縛りがある方はこの馬が第一候補になるだろう。
総合評価
血統評価:A
個体評価:A
総合評価:A
欧州スタミナ豊富で、溜めてキレる脚を使える好配合。活力も問題なく、遅生まれなのに入厩済で、相当デキが良い可能性が高い。鹿戸厩舎への預託も合うので、厩舎替わりも問題はない。適正距離は1600m-2400m、東京、京都などの平坦なコースがベスト。溜めて伸びる脚が使え、中距離のミドルペースが合う。パワーがないので重馬場は苦手、ダートもこなす程度。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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