POG的預言・ハーレクイーンの24(マテンロウアルカナ)

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本馬は寺田千代乃氏がセレクトセール当歳にて14,500万円で落札したキタサンブラック産駒。5月の調教内容から人気が出そうだが、POG本にはほとんど載っていない1頭。分析結果やいかに。

血統表

寺田千代乃氏はアート引越センターの創業者・名誉会長。「金ならあるぞ」の兵藤会長イメージだったが、本馬の落札価格14,500万円は寺田氏のセール最高落札額。意外と質素倹約な方なのかも。

血統分析

キタサンブラック×Canford Cliffs×Rainbow Questの配合。母は英オークス・愛オークスで3着がある、欧州の中距離馬。血統はMill Reef6×4しか目立つクロスはないが、母の奥底にはBlandford系、St. Simon系という超重厚な欧州スタミナ血統が根を張っており、そこに欧州ナスルーラ、Lyphardを合わせた形。スローペースの長距離を好む晩成血統なので、このままでは日本向きにはならない。父からスピード血統と、硬くする米血を入れないと、早期からはなかなか走れないはずだ。

本馬の父はキタサンブラック。Lyphard5×5があり、母の欧州ナスルーラにはサクラバクシンオーが対応できるため、欧州スピードの補強はされている。また父もBlandford系、St. Simon系という長距離血統を持つため、父母の相性自体は悪くない。しかし母の特徴である「スローペースの長距離を好む」がトレースされたところで、日本において中距離のスピードに対応できるかは疑問。また硬い米血が全くないため、仕上がりは遅め。POG期間内に稼げるか、と言われれば疑問符を付けざるを得ない。

適正距離は2000m-3600m、洋芝の北海道、ローカル、冬の阪神・中山が合う。タフな馬場のスローペースが合う反面、高速馬場のキレ勝負や速いペースは合わない。重馬場は鬼、ダートは苦手。

個体分析

6月7日(日)東京芝1800m予定。6連産の6番仔で活力は低下気味。2月21日生まれは標準的だが、5月のウッド6F82秒台が出ており、ここまで順調なのは大きくプラス。ただし馬体重530kgはかなり大きく、イギリス系の馬車馬的なモサモサ感は覚悟しておきたい。馬個体としては一長一短あり。

松永厩舎は合う。ウッドで速めの時計を出して、終いもしっかり伸ばしてくるので、体力と馬格のある中長距離馬は合う。寺田氏とのラインも強く、リオンリオン、マテンロウスカイが出ているエース格の厩舎。ただし寺田氏の過去最高額の1頭だけに、無理してまでPOG期間に走らせる可能性は低い。

本馬はウッドで5月にウッド82秒台を2本出しており、POGドラフトでもかなり人気になりそうな1頭。しかし米血がない晩成血統で、テンが遅い長距離馬、というのがこの馬の本質で、2歳6月の新馬戦ではテンについていけずの「ノリポツン」炸裂が予想される。仮に冬場で勝ち上がれても、クラシックの舞台は条件が合わないし、POG期間内に大きく稼ぐのは難しいとみる。昨年のチャリングクロスやブラックオリンピアのポテンシャルを落としたタイプで、本格化は古馬になってから。

総合評価

血統評価:D
個体評価:C
総合評価:D

父母の相性は悪くないが、日本の中距離スピードに対応できるかは疑問。活力は微妙だし、晩成血統で馬体も大きめ、テンが遅い長距離馬だけに、POG期間内に大きく稼ぐのは難しいとみる。適正距離は2000m-3600m、洋芝の北海道、ローカル、冬の阪神・中山が合う。タフな馬場のスローペースが合う反面、高速馬場のキレ勝負や速いペースは合わない。重馬場は鬼、ダートは苦手。

(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補

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