当馬はキャロットにおいて8,000万円で募集された1頭。母レシステンシアは阪神JF勝ちの他、1600m以下のG1で2着5回があるスピード馬。待望の初仔はどんなタイプに出る?
血統表

ダイワメジャー肌の繁殖といえばエピセアローム(スターアニスの母)が思い出されるが、長く地雷界隈にいるとメジャーエンブレム(スワッグチェーンの母)に思いを馳せてしまう。
血統分析
モーリス×ダイワメジャー×Lizard Islandの配合。母は新馬から3連勝で阪神JFを制覇しながら、6歳まで長く活躍した名牝。ハイペースで逃げて後続を「叩き潰す」という表現が合う快速馬だった。血統は父Lizard Islandが米欧の早熟スプリンター同士の配合で、母Mapul Wellsがアルゼンチンの中距離馬。父母の方向性が異なるため、どの血統を活かすかで産駒の傾向が異なってくる、いわゆる「受けが広いタイプ」。レシステンシアはダイワメジャーをつけることで、Lizard Island内Spectacular Bidを強く意識した、米血スピード重視の配合だった。
本馬の父はモーリス。SS4×3、Danzig6×5、ノーザンテースト5×4あたりは相性が良いのだが、肝心のSpectacular Bidのスピードを活かす仕掛けがない。むしろ母が眠らせていたSadler’s Wells4×5を発生させたことで米欧混血となり、母のような「叩き潰す」スピードタイプとは異なる。母の特性を活かしていないため、ポテンシャルはそれほど高くないが、相手次第で上手く立ち回っていくタイプ。POGというよりは一口で持っておくと楽しめそうだ。
適正距離は1600m-2000m、東京・京都が合うが、コースはあまり問わない。後傾ラップでの先行抜け出しが合う。キレ不足から最後に差されやすい。重馬場は得意、ダートはこなす程度。
個体分析
デビュー未定。初仔で活力は十分。2歳2月時点で447kgと、牡馬にしては少し小ぶりな馬格だが、初仔だけに仕方ない面もある。3月11日生まれは早くはないので、馬体の成長を見ながら使い出す感じになりそうだ。馬個体としてはまずまず、といったところ。
松下厩舎への預託はまずまず。まずNFの期待が高い厩舎である点はプラス材料。開業当初は牝馬の預託が多かったが、牡馬においても現3歳世代から高額馬を預託されはじめた(バルセシート、チェルヴァーラ)。当馬も8,000万円という高額馬だし、間違いなく期待は高い。ただ調教がソフト寄りのためか、POG期間内に急激に成長した牡馬はまだおらず、全幅の信頼は置きづらい。
当馬はレシステンシアの初仔で、母と同じく松下厩舎と、プロフィール的には強めだが、血統・馬個体も「まずまず」という評価。牡馬クラシックで勝ち負けするほどのパンチ力に欠けるし、かといってドンズベリも考えにくい。POGなら下位で一考だが、ドラフト制なら上位で消えるだろうし、本作を読んで納得いただいた方は、あまり縁がない1頭かもしれない。
総合評価
血統評価:C
個体評価:C
総合評価:C
母のスピードを活かしておらず、ポテンシャルは高くないが、相手次第で上手く立ち回れるタイプ。血統・馬個体も「まずまず」でパンチ力に欠けるが、ドンズベリもなさそう。適正距離は1600m-2000m、東京・京都が合うが、コースはあまり問わない。後傾ラップでの先行抜け出しが合う。キレ不足から最後に差されやすい。重馬場は得意、ダートはこなす程度。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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