当馬は今期のサンデーR最高額となる1億2,000万円で募集された、G1を4勝したラッキーライラックの2番仔。一口でも大人気で、POGでもドラフト1位が濃厚。分析結果やいかに。
血統表

母ラッキーライラックは3年目でようやく競争馬になれたため、関係者の喜びもひとしおでしょう。でも母のきょうだいはあまり走ってないし、1.2億円は高すぎな気も…
血統分析
エピファネイア×オルフェーヴル×Flower Alleyの配合。母母はFlower Alley×Seattle Slew×Alydarと、米国スタミナが非常に強い配合。日本に輸入後はSS系をつけまくったが、米欧混血のズブさが発現し、産駒はほとんど活躍できなかった。その中でただ1頭、活躍したのが母ラッキーライラック。母父オルフェーヴルがほとんどジャマをせず、牝系の米国スピード・スタミナが強く出たことでG1を4勝できた。よって牝系の影響が非常に強い、というのが特徴となる。
本馬の父はエピファネイア。父母シーザリオの「溜めて伸びる脚」が特徴の種牡馬だが、本馬は少しタイプが違い、父父シンボリクリスエスが強く出た産駒となる。父父が持つSeattle Slew×Blue Larkspurという米国スタミナの形を母がしっかり持っており、サンデーサイレンス4×4でスピードも補完した格好で、母の米国スタミナ+日本向きスピードを父も持っているからだ。父母の相性はなかなか良く、ポテンシャルは高め。その一方、短距離をこなせるスピードが不足していること、米欧混血であることから、適距離は2000m以上、スピードの持続力で押し切る条件で強い。
適正距離は2000m-3000m、持続力を活かせる広いコース、特に東京、阪神外回りが合う。高速馬場でスローペースを先行する形で強い。重馬場はこなす程度、ダートは得意。
個体分析
4月初旬に本州移動済。空胎明け(正確には流産)の2番仔で、活力は非常に高い。2月19日生まれで早熟な血統も持っており、2歳戦から活躍が可能。距離適性が2000m超のため、牡馬に出たのも良く、馬格もある。牧場からのレポートでもずっと順調で、馬個体はプラス材料が多い。
松永厩舎への預託もプラス。ここまで母母ライラックスアンドレースの産駒を多く預託されており、牝系のノウハウは溜まっているからだ。また牡馬クラシックでもリオンリオン、ヤマニンブークリエなど、中長距離で堅実に走る馬が多い。さらにダート路線でもノウハウがあるので、POG期間内を未勝利で終わる可能性はかなり低い。
当馬はPOGでは目立たない松永厩舎であること、母ラッキーライラックに実績がないこと、母がPOGであまり人気がなかったことから、POGドラフトではそこまで人気にならないと見る。ただ総合的に見て、牡馬の長距離砲でポテンシャルは高く、十分指名に値する。直近の情報を見ながら、順調ならドラフト上位で積極的に狙ってみたい1頭。
総合評価
血統評価:B
個体評価:A
総合評価:B+
父母の相性はなかなか良く、シンボリクリスエス寄りの配合でポテンシャルは高め。活力もあり松永厩舎も合う、早期移動でもあり、牡馬の長距離砲として期待できる。適正距離は2000m-3000m、持続力を活かせる広いコース、特に東京、阪神外回りが合う。高速馬場でスローペースを先行する形で強い。重馬場はこなす程度、ダートは得意。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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