POG的預言・シンプリーラヴィシングの24(ダイナマイク)

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当馬はセレクトセール当歳において、藤田晋氏が2億4,000万円で落札。中内田厩舎とのタッグはエリキングと同じライン。待望のキタサンブラック産駒でクラシックを取れるのか。

血統表

私と似た名前ですが、この馬はNFで英才教育を受けつつ、厩舎も騎手も超一流。私は腰フラの手術明けで健康不安、「POG的預言」が売れないと露頭に迷う雑草野郎。なんだこの違いは。

血統分析

キタサンブラック×Laoban×More Than Readyの配合。母は米国の2歳ダートG1を勝っており、芝でも勝利を挙げている二刀流。血統はUncle MoとMore Than Readyという、2歳時からダートマイル前後のG1を勝っていた早熟牝系。Gone West≒Woodmanという米国ダート短距離の相似配合を軸に、Danzig6×5、Secretariat6×6、Hail to Reason7×7×5×6と、米国スピード血統を繰り返し配合している。ここまで同じような血統をつけていれば、当然、産駒は米国ダート適性が非常に高く、母の影響力は非常に強い。

当馬の父はキタサンブラック。父は欧州スピード・スタミナに優れたタイプであり、母の米国ダート血統とは「水と油」状態。父母の良さを相互に活かしあっておらず、ポテンシャルは高くない。母の影響力から早熟タイプで、2歳戦序盤は有利に運べそうだが、一本調子なので1600m以上では安定しないし、成長力がないので2歳秋以降は伸び悩むはず。バキバキの仕上がりで「POG向き」と紹介されるはずだが、賞味期限の短さから実はPOG向きではない。典型的な出オチタイプ。

適正距離は1200m-1700m、2歳戦の摩擦の少ない条件、ローカル少頭数が合う。一本調子なので、一気に走り切れる1400m以下が合う。芝・ダートの二刀流で、重馬場は合わない。

個体分析

3月に入厩済。2番仔の2連産で活力は十分。馬格も500kg超でムキムキの馬体。3月11日生まれだが、ここまで順調で健康面に不安もなく、早熟血統なので早期デビューは可能。鞍上も川田を確保できるだろうし、馬個体に問題はない。

中内田厩舎への預託は微妙、というか中内田師による米国ダート血統の選馬が微妙なのだ。現3歳世代(23年産)において、ウェイニースー、マテンロウダビンチ、マグナヴィクトルの3頭が新馬ダートで大楽勝。「中内田厩舎の三本の矢!」と紹介されていたが、3頭とも2戦目に大惨敗、そのまま姿を消してしまった。中内田師が選ぶ米国ダート血統は、どうにも成績が伸びないのだ。

中内田師と米国ダート血統は本当に相性が良くないのか、データも確認しておこう。過去5年、米国輸入馬・持ち込み馬の成績(2019産~2023産)は以下の通り。

中内田厩舎の米国輸入馬・持ち込み馬成績(過去5年)
集計対象 管理頭数 勝利頭数 着度数 平均勝利数 平均本賞金
全期間 14頭 8頭 11-8-10-29 0.8勝 1,125万円
2-3歳戦 14頭 8頭 9-3-7-17 0.6勝 732万円

2‐3歳戦の成績は勝利頭数8頭で9勝、つまりMAX2勝である(対象馬:グレートサンドシー)。全期間でも11勝で、伸びしろがない馬ばかりを掴んでいることがわかる。もちろん、中内田師一人の責任ではないと思うが、中内田師が地雷を踏んでいることに変わりはない。

なおダイナマイクは早熟だがスルー推奨、と評することになるが、ダイナーマスクの方は晩成タイプ、現在は脚を溜めている段階である。POG的預言は好評をいただいており、おかげさまで売上は毎年微増だが、この伸び率だとPOG的預言で生計を立てられるのは80歳を優に超える計算となっている。これを晩成というのか、すでに地雷ビジネスの真っ只中なのかは、賢明な読者の判断に委ねたい。

総合評価

血統評価:Z
個体評価:B
総合評価:D

父と母は「水と油」の状況で相性悪く、ポテンシャルが高くない。早熟タイプで活力もあるが、成長力がない。中内田厩舎と米国血統の相性も微妙で、速攻系として1勝+αと見る。適正距離は1200m-1700m、2歳戦の摩擦の少ない条件、ローカル少頭数が合う。一本調子なので、一気に走り切れる1400m以下が合う。芝・ダートの二刀流で、重馬場は合わない。

(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補

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