POG的預言・スマートレイアーの24(トップレイアー)

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当馬はインゼルにおいて最高募集額・1.4億円で募集された、スマートレイアーの5番仔。母は重賞4勝で、半姉・スマートプリエールはフラワーC勝ち。3年ぶりの牡馬で大物輩出なるか。

血統表

インゼルレーシングは過去4世代で76頭を所有。初年度産駒・オーサムリザルトが活躍したものの、それ以外の75頭は重賞を勝てていない。確率76分の1、ハレー彗星並みか…(古

血統分析

モーリス×ディープインパクト×ホワイトマズルの配合。母は重賞を4勝しているが、勝った距離は1600mと2400m、脚質は逃げ残り・追い込みの両極端と、戦績からは得意条件がわかりにくかった。血統はAlzao≒Dancing Braveのニアリークロスを持ち、Lyphardの4×4×5と複数のFair Trial系を軸とした欧州スピード型である。溜めると32秒台の豪脚を使えるのが最大の魅力。またディープインパクトから欧州スタミナも受け継いでいるので、配合次第では距離も十分持つ。

本馬の父はモーリス。父もLyphardを持っていることで、Lyphard5×5×5×6と計算されたように一本軸が通った配合になっている。また父内DanzigもLyphardと相性が良く、これにSS4×3も相まって、かなりスピードの乗りが良い配合。また父は重厚なBlandfordの影響が強く、これがディープインパクト内Bustedと反応しており、欧州スタミナも強化されたことで、母よりもやや距離適性は長めに出そうだ。その一方、米血が少ないので得意条件が限られるのがウィークポイント。いかに豪脚を引き出せる条件で使っていくかが成功のカギになる。

適正距離は1800-3000m、東京、京都外回りなど、末脚を存分に活かせる広い高速馬場が合う。スローペースが得意な反面、小回りやハイペースは合わない。重馬場はこなす程度、ダートは苦手。

個体分析

デビュー未定。5番仔だが母が14歳時の産駒で、活力は減退気味。育成は頓挫なく順調に進めている。2歳2月の時点で490kgと馬格は十分なのも良い。4月18日の遅生まれなのはPOG的にはややマイナスだが、中長距離タイプの牡馬なので、秋デビューであればクラシックにも間に合うはず。個体はややリスク高めだが、牡馬ならギリギリ間に合う可能性がある。

大久保龍志厩舎への預託はプラス。母だけでなく、兄姉も引き続き預託されており。この血統に関するノウハウは溜まっている。また京都・阪神の中距離を使う厩舎なので、この馬の特性とも合っているのは大きい。京都マイスターの鞍上・武豊の起用が確定的なのも心強い。

当馬をPOGで検討するにあたり、最重要ポイントは、「なぜスマート所有ではなく、インゼル募集なのか?」だろう。「スマート」の大川徹氏は馬主歴が長く、繁殖牝馬を多く抱えている。そしてその仔たちの9割以上を所有しており、ほとんど他人の手に渡っていない。しかし昨年インゼルにて、突如、スマートオランプの2023(キングズテイル)が募集されたのだ。自分の仔を大切にしている大川氏が、なぜ庭先取引に応じたのか。

ここからは推測になるが、まず大川氏が金に困った、ということは考えにくい。単なる金策であれば、セレクトセールに出せば2-3倍で売れるからだ。それでも自身の仔をインゼルに託したということは、この二者には強い関係性が成立していると想像できる。つまり「ファンと夢を追う」というインゼルの理念に共感して、馬を譲渡したはずだ(大川氏が一部権利を持っている可能性も高い)。だとすれば、スマート所有ではなくとも、それなりの期待馬であると推測できる。馬主の交代はあまり問題ではなく、むしろ前向きに考えてもいいかもしれない。

総合評価

血統評価:A
個体評価:C
総合評価:B

欧州スピードの乗りが良く、欧州スタミナも強化された好配合。得意条件が限られる上、クラシックに間に合わない可能性もあるが、厩舎も合うし、期待馬なのは間違いない。適正距離は1800-3000m、東京、京都外回りなど、末脚を存分に活かせる広い高速馬場が合う。スローペースが得意な反面、小回りやハイペースは合わない。重馬場はこなす程度、ダートは苦手。

(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補

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