POG的レース通信です。今週は大注目の一戦・東京スポーツ杯2歳Sに大量4頭が出走。また友道厩舎の超大物2頭、エムズビギン・ブラックオリンピアも楽しみ。「おまけのひとこと」では日曜東京9R・赤松賞に少しだけ触れてます。
【POG的レース通信の基本ルール】
☆対象は「2025POG的預言」で取り上げた全67頭
☆毎週土曜9:00に出走予想を掲載
☆毎週月曜正午に、同記事内で出走結果を更新
25年11月22日(土) 京都2R 未勝利ダ1800m
ブラックコーラル(母アドマイヤマリン)/C.デムーロ
【POG的預言】
米欧混血でかなりズブく、中距離を一本調子に押し切る競馬が合う。速攻系としてある程度の計算は立つが、ポテンシャルは高くない。適正距離は1800m-2400m、芝なら平坦ローカル、小倉・福島ベター。中央はキレ不足で苦労しそう。重馬場は苦手。ダートは得意。
<出走前の預言>
C評価。預言には「中距離を一本調子に押し切る競馬が合う、ダートは得意」とある。調教内容は代わり映えしないが、キレがない現状はダートの方が合うはずで、前進が見込める。とはいえ、ここは杉山晴厩舎のジャスティンダラスが強力。まずはダートで目途を立てたい。
<結果>
2着。勝ち時計【1.52.7】、ラップ【36.8-62.5-37.5】。京都・良馬場では過去最速タイム(※改修後)。レベルは高い。逃げたジャスティンダラスは捕まえられなかったが、0.2秒差2着なら目途は立った。やはりダートなら勝ち上がれそう、次走確勝級。
25年11月22日(土) 京都4R 未勝利芝1800m
ブラックオリンピア(母ピノ)/川田将雅
【POG的預言】
ロングスパート勝負に強いが、一瞬のキレは劣るタイプ。期間内に得意条件が少ないのが最大のリスク要因。適正距離は2000m-2600m、阪神内回りや冬の中山がベスト、京都・小倉も合う。軽い馬場やキレ勝負は合わないがタフな馬場に強く、重馬場は鬼。ダートは不得手。
<出走前の預言>
C評価。預言には「適正距離は2000m-2600m、京都は合う、一瞬のキレは劣る」とあり、舞台設定自体は合っている。前走のように押しても進まない状況を打破したいが、調教内容があまり変わってこない。惰性で走れる京都外回りの下り坂は合うが、差し遅れる可能性が高い。前が止まる展開になってほしい。
<結果>
3着。勝ち時計【1.46.9】、ラップ【34.4-59.5-34.8】、勝ち時計は速く、レベルは水準以上。馬体が-8kgと絞れていたのは良い傾向。レースではハイペースを番手追走も、ペースが速すぎて差しを許した格好。
鞍上・川田の乗り方は、キレを活かすのではなく、スタミナで押し切りたい意図を感じた。追走にも苦労しており1800mは忙しすぎた。もっと距離があった方良く、タフな馬場の方が良さは活きる。冬場の芝2000m以上で見直したい。
25年11月24日(月) 東京3R 未勝利芝2000m
エムズビギン(母デルフィニア2)/C.デムーロ
【POG的預言】
日本向きの素軽さとは真逆、かつ非常に緩いタイプ。期間内に仕上がる感じがないが、活力・血統・馬のデキから大スベリもなさそう。適正距離は1800m-2600m、阪神内回り・中山・北海道が合う。他馬が嫌がるくらいタフな馬場が合う。重馬場は鬼、ダートはこなす。
<出走前の預言>
A評価。預言には「適正距離は1800m-2600m、他馬が嫌がるくらいタフな馬場が合う」とある。前走を見る限り、まだ完成は先だろうが、調教はしっかり動いているし広い馬場で不利なく走れば素質で押し切れそう。
なお、今回はベスト条件ではないためS評価はお預け。全国64,900人のエムズビギン指名者から大きめの溜息が聞こえてきそうだが、そこはご安心ください。当日の馬場を見てS評価にする、いわゆる昇格抽選の可能性が残っております。

<結果>
1着。勝ち時計【2.00.1】、ラップ【35.5-60.3-34.7】は標準的。出遅れて引っ掛かっていたが、インでロスなく進んで、最後は2馬身差の快勝。まだ緩い馬体だったし、相手にも恵まれたし、キングボンビーも降臨しなかったのは事実だが、未勝利脱出できたのは大きい。
一方、今後に向けて気になったのは馬体重。中間しっかり乗っていたのに514kg(+10kg)、欧州の馬力型だけに更なる巨大化は避けられない。このまま続戦するには気性面が心配だし、休養に入って冬を越せば馬体重調整が難しくなる。春までどう調整していくかに注目。
25年11月24日(月) 東京4R 未勝利ダ1600m
マクリール(母アイリッシュシー)/ルメール
【POG的預言】
パワーに秀でた母と、その馬力を父が強調した配合。かなりの確率でダート馬に出るし、芝では重馬場などが必要になる。手塚厩舎の得意パターンと大きく異なる点がマイナスで、活躍の場はPOG期間終了後とみた。適正距離は1400-2000m、軽いダートである東京・京都・新潟・福島向き。気性面に問題がなければ距離は持つ。
<出走前の預言>
B評価。預言では「適正距離は1400-2000m、軽いダート、東京向き」とある。前走は勝ち馬が強すぎたが、時計も速く内容も悪くなかった。引き続きルメールを確保してベスト条件での出走、ここも勝負になる。捌きやすい外枠を引ければチャンスは大きい。
<結果>
1着。勝ち時計【1.37.1】、ラップ【35.5-60.7-36.4】。良馬場では過去5年で最速の時計、レベルは高い。内枠を引いたが、好発からインで折り合って、最後は突き放す完勝。
ベスト条件だったにせよ、かなりレースセンスが高い印象。軽いダート向きなので、東京・京都なら上級クラスでも期待できそう。こういう馬を一口で持てると楽しいんだろうなぁ。
25年11月24日(月) 東京11R 東京スポG2芝1800m
サレジオ(母サラキア)/プーシャン
【POG的預言】
重厚なND系の影響が強く、母よりも長距離向きの配合。全姉よりも個体の評価は数段高いが、田中博康厩舎とは微妙に合っておらず、POG期間内の活躍は良くてG3程度とみる。適正距離は1800m~3600m、タフな競馬が合うので阪神・中山が合う。重馬場は得意だがダートは不得手。
<出走前の預言>
D評価。預言には「適正距離は1800m~3600m、長距離向きの配合で阪神・中山が合う」とある。新馬戦はハイレベルメンバーの中から勝ち上がったが、乗り込み十分かつベスト条件だった。今回は軽い東京の馬場が合わないし、さらに1週前の段階で+40kgという、キャンプイン直前の助っ人外国人のような仕上がり。ルメールに捨てられたのもマイナス要素。ブーチャン、いやプーシャンの意地に期待したいが、さすがに今回は厳しいのでは。

<結果>
6着。勝ち時計【1.46.0】、ラップ【35.9-61.0-33.5】、レースレベルは例年並み。残り4Fから速い脚を使えた馬が上位独占。能力というよりも、東京適性で差がついたレース。当馬は中団から進めたが、ラストは伸びを欠いた。乗り方に中途半端感はあったが、キレ勝負になれば展開自体が不利になる。キレ不要で、もう少し時計のかかる展開・馬場なら見直せる。
なお当馬の大注目ポイント・馬体重は+24kg。パドック中継では「太目感はありません」と言われていたが、一般人で言えば明らかなる「ぽっちゃり系」の仕上がり。単に解説者が気を使った言い回しであろう、常識的にはもう少し絞った方がよさそう。

ゾロアストロ(母アルミレーナ)/マーカンド
【POG的預言】
米欧混血だが良質な欧州スピード・スタミナを持つ。活力・馬格も問題なく、宮田厩舎もマッチする。適正距離は1400m-2000m、広い東京が合うが、コースはあまり問わない。キレ負けしやすく、差せるペースが合う。タフな多頭数混戦向き、重馬場は鬼、ダートは不得手。
<出走前の預言>
B評価。預言では「適正距離は1400m-2000m、広い東京が合う、差せるペースが合う」とある。前回はドスロー後方待機で3着と参考外。今回はメンバーが強くなるが、チュウワカーネギー、ダノンヒストリー、テルヒコウなど先行勢が多く、展開は向く。中間もかなり攻めを強化しており、少なくとも前走より状態は上。有力馬の中では最も順調、これなら勝負になる。
<結果>
2着。ラップ分析は割愛。
過去、安定しなかったゲートで互角に出たのは大きな進歩。道中は中団待機、ダノンヒストリーの出遅れでペースが落ちたのは誤算だったが、上がり32.7とメンバー最速の鬼脚で追い込んだ。勝ったパントルナイーフとは位置取りの差、力は出し切れたし、負けて強しの内容。
今後だが、ゲートの改善とキレキレの脚を合わせて考えれば、東京1600m-1800mが最も合いそうだし、陣営もそういうローテを組むはず。NHKマイル、共同通信杯の本命候補。
ダノンヒストリー(母コーステッド)/レーン
【POG的預言】
父母の米血スタミナが反応した相性の良い配合。健康面も問題なく、堀厩舎も明らかにプラス材料。適正距離は2000m-3000m、直線が長く平坦な東京、新潟、京都外回りがベスト。高速馬場やスローの瞬発力勝負に強い。重馬場は苦手、ダートは軽い馬場向き。
<出走前の預言>
D評価。預言には「適正距離は2000m-3000m、東京ベスト、スローの瞬発力勝負に強い」とある。新馬戦がハイレベルとされるが、ハイペースで時計が出やすかったのは事実(新馬時のレース通信を参照)。今回は先行争いが激しく、瞬発力勝負にならないだろうし、追い切りでも併せ馬で遅れており、状態は新馬戦より下もありえる。そして短期免許で1着しか狙ってこない鞍上・レーンだけに、強気一辺倒で前に行きすぎる懸念もある。ここは取りこぼすとみた。
なお当馬がこのレースを勝つと、市場取引3億円以上で初の重賞馬となる(現在の重賞勝ち馬における最高取引額はデシエルトの2億7000万円)。過去に3億円事件を起こしまくった岡田総帥、フサイチ関口、アドマイヤ近藤も草葉の陰から応援しているかもしれないし、そんなに甘くねぇよ、と笑っているかもしれない。結果やいかに。
<結果>
7着。ラップ分析は割愛。
馬体重は+6kgと維持するも、中間の調教が平凡で、中身が出来ていたかは微妙なところ。スタートで大出遅れ、なんとか追走したが、上がり33.5と平凡で馬群に沈んだ。元々、POG的預言でも「兄姉よりも中長距離にシフトした配合」とあり、スピードを要求される展開は合わない。先行してスタミナを活かす競馬ならチャンスはある、見限るのはまだ早い。
なお3億円以上ホースの重賞勝ちはまたしてもお預け。うーん呪縛なのか。

パントルナイーフ(母アールブリュット)/ルメール
【POG的預言】
キレる脚はあるが、スピードに乗るまでが遅く、勝ち味の遅さが出る配合。プロフィールはほぼ完璧だが、馬体バランスにエラーがある可能性が非常に高い。適正距離は1600-2400m、直線の長い東京・新潟・京都外回りが合う。締まった流れのミドルペース向き、重馬場やダートはこなす程度。
<出走前の預言>
B評価。預言には「適正距離は1600-2400m、直線の長い東京が合う。締まった流れのミドルペース向き」とある。前走までの内容は決してハイレベルとは言えず、調教も大幅上昇とまでは行かないが、ペースが流れそうな東京1800mはベスト条件だし、鞍上・ルメールを確保したのは大きい。適性面から逆転が期待できる。
<結果>
1着。ラップ分析は割愛。
ゲートを五分に出て、全くロスなく外を回し、外から追い込んできたゾロアストロよりもワンテンポ仕掛けを遅らせて凌ぎ切った。ベスト条件で全くロスがなかった、これは力を全て引き出せた鞍上・ルメールの好騎乗。逆にいえば、ここからさらなる上昇があるかは微妙。上積みならダノンヒストリーの方がありそうなのが正直なところではある。
それにしても、脚元に不安のある血統なのに、重賞まで勝ってしまったのは正直驚いた。勝ち時計も速かったし、まずは脚元が無事であることを願おう。
おまけのひとこと
今年の牝馬路線は大混戦だけに、日曜日の赤松賞は要注目レース。個人的には札幌芝1500mで豪脚を見せたポペットに注目しているが、国枝厩舎のラストG1(たぶん)になりそうなヒズマスターピースが頑張ると盛り上がりそう。中間も熱心にウッドで追ってるので、G1出走のためにも勝負掛かりなのでは。
◎ヒズマスターピース
(11/25追記)
◎ヒズマスターピースは5人気1着。馬券としてはナイス推奨だったが、-16kgで発汗が目立ったのは気になった。これで中2週+輸送は不安材料。
もう1頭の注目馬、ポペットは1人気2着。大出遅れから上がり32.9、脚力はあるが競馬が安定しない。ただ中2週+輸送で±0kgと馬体は維持できた、阪神JFの馬券で押さえるならこっちか。
(評価基準)
S評価:1着予想
A評価:1-2着予想
B評価:1-3着予想
C評価:2-4着予想
D評価:3-6着予想
Z評価:Z予想
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