本馬はサンデーRにおいて4,000万円で募集された、NF天栄の速攻系牝馬。黒岩厩舎×サンデーRラインは阪神JF勝ち馬・アスコリピチェーノと全く同じだけに、同じ路線を歩むのか?
血統表

馬名由来は「北欧の伝承に登場する武器」。いかにも高火力の武器だけに、火薬臭もすごそう。
血統分析
リオンディーズ×ディープインパクト×トニービンの配合。母はマーメイドS勝ちがある中距離馬で、名牝・エアグルーヴの9番仔。血統は欧州スタミナ・HyperionとBlanfordをベースに、ディープインパクト・トニービンが持つ米欧スピードを加えた形。溜めて伸びる脚を持つ一方で、米血がなく馬体の完成が遅いのが特徴。言い換えれば「POGでは稼ぎきれない牝系」。クラシックを狙うためには、欧州血統の良さを消さずに米血を入れるという難題をクリアする必要がある。
本馬の父はリオンディーズ。欧州スタミナであるSadler’s Wells≒Nureyevのニアリークロスは母に合うし、SS4×3でスピードの底上げもできている。またSSのクロス以外にキツいクロスがなく、健康不安がない点も良い。しかし米血が少ないため、母の持つ弱点は解消されていない。具体的には「仕上がりが遅い」「テンが遅い」「上がりの脚に限界がある」という特徴が出やすい。スローペースが多い2-3歳戦では展開負けする場面が多くなりそうで、本格化は3歳以降、中距離の番組が増えてきてからだろう。
適正距離は1600m-2400m、広い阪神外回りが合うが、2000m以上なら東京・京都も合う。脚を溜めて差す競馬に強いが、前が潰れる展開が必要。重馬場は得意、ダートはこなす程度。
個体分析
3月にゲート合格済。9番仔の3連産と活力は落ち気味。晩成血統で3月16日生まれなのに6月デビューと、一見すると育成は超順調。ただ裏を返せば、馬体重436kgのため早く仕上がっただけで、1勝して早く成長放牧に出したい、という裏事情が透けて見える。これは速攻系と考えない方が良いだろう。中距離血統の牝馬というのもマイナス。
黒岩厩舎は微妙。まず調教がソフトで、成長途上の馬を無理に仕上げることはしない(できない)。また1戦ごとに間隔を2-3ヶ月開けるため、POG期間での出走回数が少ないのも特徴。40代に転生した萩原厩舎(まだ生きてるけど)のようで、よほどの素質馬でもない限りPOGでは信用しづらい。
(※26/5/20追記:萩原師は5/20に死去されました、ご冥福をお祈りいたします)
本馬はNF天栄の6月デビュー、しかもエアグルーヴ牝系で、POGでもそれなりに人気になるだろう。しかし6月東京の欧州スタミナ血統は不利だし、新馬戦取りこぼし→成長放牧→放置プレーの華麗な三連コンボが決まると見た。当欄ではスルーを推奨する。
総合評価
血統評価:D
個体評価:Z
総合評価:Z
米血が少ないため、馬体の完成が遅いという母の弱点が解消されていない。早期デビューだが、活力微妙で間隔を開ける黒岩厩舎だけに、成長放牧と放置プレーでPOG期間が過ぎそうだ。適正距離は1600m-2400m、広い阪神外回りが合うが、2000m以上なら東京・京都も合う。脚を溜めて差す競馬に強いが、前が潰れる展開が必要。重馬場は得意、ダートはこなす程度。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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