本馬はシルクにおいて5,000万で募集された1頭。アーモンドアイを伯母にもつ超良血が、シルク×宮田厩舎の速攻系としてエントリー。ドラフト人気は必至だが、分析結果やいかに。
血統表

ロッタレース牝系は、1頭の繁殖に1頭だけ大物が出る「一発屋牝系」。フサイチパンドラ、アーモンドアイは大物だが、他の馬は重賞を勝てていない。ジンクスを覆せるか?
血統分析
ロードカナロア×ヨハネスブルグ×サンデーサイレンスの配合。母は芝のマイル戦で2勝を挙げている。血統は複数のTeddy系とBuckpasserをベースに、SSとStorm Catのスピードを追加しており、米国スピードをかなり強調した配合。摩擦のない高速馬場に強く、持続的な脚が特徴となる。半姉・アーモンドアイはSex Appeal6×3、Nureyev5×3によってスタミナも強化していたが、本馬にはこのクロスがなく、距離は1400m-1600mがベストとなっていた。
本馬の父はロードカナロア。つまりアーモンドアイの3/4同血となる。当然、Sex Appeal6×4、Nureyev5×4が発生するのだが、それ以上に影響が強いのがStorm Cat3×4。母父ヨハネスブルグをかなり強調した配合のため、速いペースを粘り切る短距離スピードタイプが発現することになる。POG期間内は1600mも選択肢に入ってくるが、ベストの距離は1000m-1400mになるだろう。またヨハネスブルグ強調型のため、仕上がりはかなり早くなるのも特徴。
適正距離は1000m-1600m、高速馬場のローカルや中山が合う。ミドル~ハイペースで持続的な脚を使う展開に強い反面、脚を溜める流れは合わない。重馬場は苦手、ダートは得意。
個体分析
ゲート試験済、6月東京デビュー予定。2連産の2番仔で活力は十分。1月29日の早生まれ+早熟血統で、仕上がりも順調なのは大きなプラス。馬体重474kgと馬格もある。ただし牝馬に出たのはややマイナス。キレは期待できないタイプなので、1600m以上の牝馬限定戦はやや厳しいからだ。速攻系の短距離タイプとしてならプラス材料は多い。
宮田厩舎は微妙。確かにシルクとのラインは強い。直近でもアマンテビアンコ、ウィクトルウェルスを預託されており、ラインは最強クラス。ただし、牝馬には実績がほとんどないのだ。昨年もスイープセレニティ、ミラージュノワールが相次いでスベっているのは見逃せない事実。
宮田厩舎の牝馬は微妙、という話をしたところで、データも見ておこう。宮田厩舎におけるPOG期間内の牡牝別成績だ。
| 性別 | 預託頭数 | 勝率 | OP馬数 | OP馬率 |
|---|---|---|---|---|
| 牡馬・セン馬 | 53頭 | 16% | 10頭 | 19% |
| 牝馬 | 69頭 | 13% | 1頭 | 1% |
結果は一目瞭然、牝馬の方が預託数は多いのに、成績は圧倒的に悪いのだ。宮田厩舎はウッドで終いだけ活かす仕上げ調教のため、中距離の1800m-2000mに強い反面、テンから急がせる短距離競馬は合わない。そのため、1200m-1600mが多くなる牝馬は成績が落ちるのだろう。本馬はまさに短距離タイプの牝馬であり、この厩舎では扱いきれないとみた。速攻で1つ勝てても後が続かないし、初戦を取りこぼすようだと地雷化もありえる。勇気をもってのスルー推奨。
総合評価
血統評価:C
個体評価:D
総合評価:D
母父ヨハネスブルグをかなり強調した配合で、速いペースを粘り切る短距離スピードタイプ。活力がある速攻系だが、マイルは長く宮田厩舎も微妙で、1つ勝てても後が続かないとみる。適正距離は1000m-1600m、高速馬場のローカルや中山が合う。ミドル~ハイペースで持続的な脚を使う展開に強い反面、脚を溜める流れは合わない。重馬場は苦手、ダートは得意。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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