当馬はダノックスがセレクトセール1歳において3億1000万円(税抜)で落札した1頭。牝馬三冠馬の半姉・リバティアイランドと同じくキンカメ系なら、ドラフト1位競合は間違いなし?
血統表

父キンカメ系×母ヤンキーローズ×ダノックス×3億円超えの牡馬。ハズしようのない激アツ演出にデジャヴを感じたそこのアナタ、ダノンモンブランを指名して踏んづけませんでした?
血統分析
サートゥルナーリア×All American×Xaarの配合。母ヤンキーローズは豪州の2歳スプリントG1・ゴールデンスリッパーSで2着し、その後G1を2勝している早熟馬。母父All AmericanはRoberto系×Nijinsky系の重厚な米国スタミナ系、対して母母Condesaarは欧州スタミナ系なので、母の血統は米欧混血でズブいタイプである。半姉・リバティアイランドは父ドゥラメンテの欧州血統に寄せて成功したが、むしろ米欧混血のズブさを持つ産駒が出る可能性が高い。
本馬の父はサートゥルナーリア。Try my Best=El Gran Senor≒マルゼンスキーの6×5×4疑似クロス、およびStorm Cat≒Nijinsky+Gone Westによって、持続力のある米国スピード・スタミナが強調されている。父の欧州スタミナを活かしたリバティとは真逆で、母の豪州血統を目いっぱい活かした配合で、ポテンシャルもかなり高い。母と同じく早熟で、先行して持続的な脚を使える。逆に欧州血統は「良い意味で」活かしておらず、溜めてキレる脚は持たない。
適正距離は1400-1800m、超スローやハイペースなど、極端な展開を好む。直線が長い東京、新潟、京都、ハイペースになりやすい中山マイルが合う。重馬場やダートはこなす程度。
個体分析
3月時点で入厩済。6連産の6番仔で活力はギリギリだが、2月19日生まれで早熟血統、デビューが早そうなのはプラス。牡馬クラシックは距離が長そうだが、スプリント~マイル路線なら十分狙いは立つ。速攻系としてかなりの安定株、活力不足でもPOGとしてはかなり狙いやすいはずだ。
田中博康厩舎への預託は合う。2歳からハード調教を課す厩舎で、仕上がりの早い米血は合う。間隔をしっかり開ける厩舎だけに、新馬勝ちさえできれば、余裕のあるローテーションを組んで堅実にポイントを稼げそうだ。またダノックスとのラインも強め。これまでダノンベルベールやダノンザタイガーなどを預託していた国枝厩舎の引退を見越して、3年ほど前から田中博厩舎に高額馬を預託している。活躍馬はまだ出ていないが、国枝師が引退してそろそろ走り頃だろう。
最後に、ダノックスの速攻系についてデータを載せておく。ダノックスのデビュー月別成績(過去10年)は以下の通り。
| デビュー月 | 新馬戦成績 | 勝率 | OP馬数 | OP馬率 |
|---|---|---|---|---|
| 6月 | 6-3-0-5 | 43% | 6 | 43% |
| 7月 | 3-2-1-7 | 23% | 4 | 31% |
| 8月 | 4-2-1-4 | 36% | 1 | 9% |
| 9月以降 | 20-15-7-49 | 22% | 15 | 16% |
これを見ると、ダノックスの速攻系、特に6月デビューは確度が非常に高い。新馬戦もしっかり勝つし、OP馬になる確率も高い。しかもこのOP馬6頭にはG1馬が4頭含まれる(ダノンプレミアム、ダノンファンタジー、ダノンザキッド、ダノンスコーピオン)。本馬も6月デビューとなれば、OP馬やG1馬の仲間入りをする可能性は高く、ドラフト上位で狙う価値はありそうだ。
総合評価
血統評価:A
個体評価:A
総合評価:A
持続力のある米国スピード・スタミナが強調されており、母の豪州血統を活かした配合で、ポテンシャルもかなり高い。活力はギリギリだが、田中博厩舎も合うし、速攻系として安定して活躍しそう。適正距離は1400-1800m、超スローやハイペースなど、極端な展開を好む。直線が長い東京、新潟、京都、ハイペースになりやすい中山マイルが合う。重馬場やダートはこなす程度。
(POG的評価基準)
S評価:特注馬
A評価:絶対に指名検討したい
B評価:指名を検討したい
C評価:情報次第
D評価:オススメできない
Z評価:Z候補
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